2012/09/01

じゃらんの売上を拡大するには?2

じゃらんのビジネスを拡大するには?というテーマの続きです。ビジネス・サービスの拡大余地を探すため、利用者の行動をT(時間軸)、P(場所)、O(状況)というTPOの切り口で可能性を探ることとし、前回のポストではT軸まで考えてみました。今回はP軸とO軸で検討してみます。


Place
これもTimeと同じく、ユーザーが購入する場所のPlaceとユーザーが旅行する場所のPlace、2つの切り口に細分化できます。ユーザーが予約・購入する場所という意味では、じゃらんはウェブサイトです。私は知りませんでしたが、昔は雑誌もあったようですね。ウェブサイトの中でもさらに詳しく言うとポータルサイトです。じゃあポータルサイト以外でどこが考えられるか?SNS?うーん、いまいちですかね。SNSは何かを買うために利用するわけじゃないですし。ECサイト?これもいまいちです。じゃらんは商品を販売しているわけではなくて仲介や広告宣伝しているだけですから。じゃあインターネットに対してイントラネットはどうでしょう。企業内ネットワーク。これは検討の余地がありそうです。企業の中には保養施設を所有していたり、福利厚生として契約施設がありますが、ここにじゃらんが入り込み、じゃらんが扱っているツアーや宿泊施設を福利厚生の対象とすると社員に大きなメリットがあります。社員からすると、選択肢を減らさずに割安でじゃらんが利用できるようになるわけですから。ここでポイントを付与して、一般向けのじゃらんに誘導することもできますしね

じゃらんが新たに進出する場所として考えられるのは、あえて駅前などの旅行代理店店舗です。旅行代理店は相当薄利とのことなので、実は店舗維持のための固定費負担は辛いと思います。でもネットではリーチできない顧客にアクセスできるからなくせない。そこでじゃらんが複数の旅行代理店から店舗業務を受託すると、旅行代理店側は一代理店あたりの固定費負担が減りますし、じゃらん側もそれを理由に高い手数料率を設定することができるでしょう。そしてじゃらんにとってはネットではリーチできない消費者基盤を作れるメリットが大きいと思います。そこからネットのじゃらんに誘導したり、リクルートの他のサービスに送客できるでしょう。

Occasion
最後はOccasion=状況です。これも購入する状況と旅行へ行く状況で分解できますが、購入する状況はコントロールが難しいので検討から外します。旅行へ行く状況ですが、定番といえば夏期休暇の旅行、正月・お盆の帰省、修学旅行、卒業旅行、新婚旅行といったところが考えられますね。ひとつの考え方として、これらの状況でいかにじゃらんを利用してもらうか、という観点があります。新婚旅行であれば、ゼクシィから送客(これはもうやっていると思いますが)、卒業旅行なら大学へのペーパーメディアの設置や大学生がよく利用するSNSへの露出などが取り組みやすいでしょう。

他にも市場を拡大するために新たな定番の旅行機会を提案する方法もあるでしょう。入学旅行(これは学校がやっているところも)、離婚旅行(!?)、オタク向けの聖地巡礼、などなど。まあこれはちょっとビジネス拡大というよりは商品ラインナップの拡大に近いですが。


じゃらんのビジネスを拡大するためには、という視点で様々な可能性を考えてみました。他のフレームワークを使えばまだまだアイディアは出てくるでしょう。あとは消費者の気持ちになってシミュレーションするとか。

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