2012/09/26

ビジネスにおけるアイディア出し方法論まとめ


最近ビジネス領域でアイディア出しに優れた人たちの本を数冊読んでとても勉強になったので、皆さんにシェア&自分のための覚書としてビジネスアイディアの発想法についてまとめてみたいと思います。

[新版]ビジネスプランニングの達人になる法」 志村 勉
この本はビジネスアイディアの企画だけでなく、ビジネスの種をビジネスモデル化、収益化する方法も網羅的に解説されていて、企画職の人にとっては必携の書と言っていいでしょう。その中から、ビジネスアイディアの発想法に関するフレームワークを幾つか紹介します。

□ニーズ発想法
まだ満たされていない消費者のニーズを発見し、そのニーズを満たす方法を考えます。以前のポストでITシステムのポータルビジネスについて書きましたが、まさにあのビジネスアイディアの着想は現在のIT業界に対する不満から生まれました。
フレームワークは単純で、「まだ満たされていないニーズを見つける→それを満たす方法を探す→満たす方法をUSPとする商品を作る」というものです。
あらゆるビジネスアイディアの原点と言えますね。

□新しいベネフィットを追加する法
商品が本来的に持っている機能に新しい付加価値を追加して顧客のウォンツを刺激する方法です。追加すべきベネフィットは次のようなものです。

・安全 ・安心 ・快適 ・凄く便利 ・創造的 ・凄く楽しい ・潤いがある ・心地良く癒される ・優越感 ・健康的 ・義務仕事からの開放 ・満足感 ・期待感

例としてパソコンデスクをあげると、安全と組み合わせた場合、大きな地震があってもパソコンやディスプレイが倒れないようにデスクに固定用のネジ穴があるとか、すごく便利というベネフィットと組み合わせると、冷蔵庫がついてる、とかコーヒーポットが内蔵されている、などの発想が考えられると思います。

□特定の価値軸に特化して新しいカテゴリを作る
このタイトルではわかりにくいので具体例を上げます。同書に書かれているたとえですが、デジタルカメラの登場から数年、デジカメ製造メーカー間の競争は激しく、画素数などの技術面での差別化が難しくなって来ました。そこでカシオは、それまではデジカメの価値軸としてあまり注目されていなかった小型化という価値に特化した商品を作り上げました。単純に商品を作り上げただけでなく、2台目のサブカメラという新たなカテゴリを作り出し、大ブレークしました。
このように、その製品カテゴリではそれまで副次的だった価値軸に焦点をあて、そこに特化すると共に、その価値軸が生み出す新しい使い方やメリットを新たなカテゴリとして提案する方法です。

□水平思考
既に存在する商品の使われ方を分析しその価値を"ズラす"ことによって、新たな商品やサービスのアイディアを考える方法です。まずは対象とする商品を選択します(例としてコーヒーをあげます)。次にその商品の特徴をいくつかリストアップし、一つの特徴を選択します(「眠気が覚める」という特徴を選択します)。そして、その特徴を水平思考でずらして(「眠気が覚める」―逆転→「眠くなる」)、新たな特徴を満たす商品を考案します(眠くなるコーヒー?コーヒーのようなココア?コーヒーフレーバーのハーブティー?)。
水平思考で特徴をずらすときに、いくつか技法があります。それは、代用、逆転、結合、強調、除去、並べ替えの6つです。オズボーンのチェックリスト(転用、応用、変更、拡大、縮小、代用、置換、逆転、結合)も水平思考でずらす技法ですね。

まだまだ沢山技法があるのですが、今日はとりあえずここまで。
とにかくこの本は事業企画、商品企画に携わる人にはお勧めです。

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