2012/11/01

デザイナーの重要性と育成

日本人の消費の仕方が大量生産大量消費型から感性型の消費に変わったと言われてから久しく経ちます。例えば、洗濯機は単純な安さやスペックだけを求められることは少なくなり、環境負荷の少なさやデザインの美しさということが消費者にとって重要な選定基準になりました。このような変化は様々な製品やサービスで起きています。

こうした変化の中で、企業にとってはプロダクトデザインやビジネスデザインというものが重要になりつつあります。プロダクトデザインはAppleに代表されるように、クールであること、感性に訴えることによりプレミアム価格でも消費者に受け入れられる可能性を秘めています。ビジネスデザインでは、フェアトレードのコーヒーのように全てのステークホルダーにメリットのあるビジネスデザインから生まれた商品であることが、消費者にとって購入の動機となるのです。

しかし、プロダクトデザインのデザイナーのポジションは確立されていますが、メディア関連を除く一般企業でのマーケティングデザイナーというポジションは依然として確立が進んでいません。そもそもデザイナー採用枠が存在していない企業が大半です。ある程度の規模の企業になれば広報・マーケティング機能を持つ部署はあるはずなので、一人二人くらいはいてもよいはずです。

例えば、製品紹介をウェブに掲載する場合も社内にデザイナーがいれば、あれこれ相談しながら最適なデザインを探求できます。外注に出すと、十分にデザイナーと相談ができません。外注業者は、顧客から出てきたクリエイティブをそのまま使うか、独善的にデザインを変えてしまうかで仕事をやっつけないと価格競争の激しい業界ですからやっていけません。
営業資料にしても、営業社員は必ずしもデザインのプロではありません。時間をかけて微妙な出来の資料を作るより、ラフをデザイナーに渡して資料化してもらうほうが時間も掛からず訴求効果も高まるでしょう。

まずはアルバイトからでも、企業はデザイナーを採用してみることを検討すべきでしょう。

一方、デザイナーやデザイン専門学校でもビジネス領域におけるデザイナーというあり方を検討すべきでしょう。デザイン専門学校でビジネス、特に営業やマーケティングに関する教育を行ってはどうでしょうか。ビジネスに関する知識もある程度持っている学生であれば、企業側も採用しやすくなるでしょう。全ての人がそうではないでしょうが、デザインを専門としている人はビジネス感覚を持っていないというイメージがありますからね。

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