2012/11/26

人材市場は有期雇用・自由市場化すべき

日本経済を活性化するためには、今よりも人材流動化を進めることが必須だと思います。ややアバンギャルドな考えだとは思いますが、終身雇用は一切撤廃して全ての企業が1〜3年程度の有期雇用であるべきだと考えています。整理解雇や再雇用があたりまえな自由な人材市場になるべきです。

ようやく国内でも企業で働くことに対する意識が人材流動化の方向に変わりつつあります。例えば、「パフォーマンスに対して報酬をもらう企業との契約関係」という認識や「スキルアップやキャリアアップをする場」(これは個人が企業を搾取する考え方なので良くありませんが)という、会社と個人の契約関係に過ぎないという考え方です。

人材市場がもっとフラットで流動的になると、個人と企業双方にとってメリットが生まれます。

■非正規雇用者の中に優秀な人材が眠っている
まず第一に、今の非正規雇用の人たちは不遇すぎると思います。基本的に非正規雇用として社会人生活をスタートしてしまうと、一部の上澄みの人たちだけが正社員雇用というチケットを手にすることができます。もちろん実力主義といえばその通りなのですが、その入り口が狭すぎることが問題だと思います。

いくら実力やポテンシャルを持っている人でも、報われないと分かっていながらパフォーマンスを発揮し続けるのは難しいでしょう。今の正社員雇用の人が同じ境遇に陥って、また正社員雇用に戻れるほどの実力とモチベーション維持が可能な人がどれだけいるでしょうか。

この入り口が広くなれば、驚くほど非正規雇用者のパフォーマンスが上がり、企業に貢献してくれることでしょう。

■フラットな人材評価と企業評価
自由化により、人材と企業に市場原理の力が働き悪しきは淘汰され、善きはより高く評価されることになります。より良い経験やスキルを持つ人材は市場で高く評価され、努力を怠った人材は低く評価され、評価通りの報酬を得ます。長く勤めているだけで付加価値の低い人材が高級をもらっていたり、実力があるのに報酬が低いままの若手がいる現状がある程度是正されるでしょう。

企業も同じで、ブラックな企業は終身雇用という釣り餌がなくなれば、安い代わりに実力がない人材しか雇用できなくなり、立ち行かなくなるでしょう。

ただし、人に関してはセーフティネットが絶対に必要です。自由市場の難点は爪弾き者を生み出してしまう点にあるので、この点は今以上に考えられた仕組みが必要です。

■自らのキャリアに責任を持つ
シャープの大量解雇で自分で自分のキャリアを考えてこなかった人々が市場に放り出されました。定年まで勤められると思い込んで自分のキャリアを会社に任せきりにしていた人にとっては北極に放り出されたような感覚でしょう。

優秀な技術者はサムスンや台湾企業に拾われることもあるかもしれません。しかし、それもサムスンや台湾企業に雇用の余裕があるという外部要因に依存してしまっています。もちろん人材市場は企業の雇用動向に大きく左右されるものですが、自分のキャリアという唯一自分でコントロールできるものを手放してはチャンスが減ってしまいます。

労働組合も不要です。労働組合は自分のキャリアを会社に預けた人たちが自分たちの利益を守るために生み出した政治組織に過ぎません。

大企業の多くが利益を失っている現状、大企業の雇用数や給与は減っていくのは必然です。そんな中、人材市場を流動化し、前途ある企業に人材という血液が流れることによって日本経済は活性化すると思います。

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