2012/12/15

強すぎる競争心が生み出す弊害


前回のポストではビジネスプロデューサーに必要な10の要素を考えてみました。
もちろん必要な要素がたった10でいいのかといえばそういうわけでもなく、他にも重要な要素はたくさんあります。

例えば、競争心というものがあげられると思います。
社内でビジネスプロデューサーとして業務をしているのであれば、他の事業企画担当者や企画部門をライバルとして抜きん出ようという競争心がより高いパフォーマンスを生み出す源泉になるでしょう。

一度サービスを世の中に出せば、よほど特殊な条件が重ならない限り、他社との競争になります。
市場が限られている以上、正面衝突になるにしろ部分的な競合にしろ、競争で相手を打ち負かして勝ち残っていかなければ事業は衰退しなくなってしまうのです。

競争心は車にとってのガソリンのように、ビジネスプロデューサーにとって必要不可欠な燃料ではありますが、競争心が過ぎることには注意を払わなければいけません。

まず、強すぎる競争心や敵愾心は冷静な判断力を奪います。
これは競合に対する過剰な競争心だけでなく社内競争相手に対してや、2代目社長であれば先代社長への強烈な競争心がビジネス的に見て不可解な行動に駆り立てるケースを良く見ます。
シャープが液晶ディスプレイへ過剰な投資をしたため、いま経営危機に瀕しています。
理由はいくつかあるでしょうが、その一つにサムスンやLGに対する強烈な競争心やものづくりに対する過剰なこだわりに原因があったといえるでしょう

さらに、行き過ぎた競争心で冷静な判断力を失うと、相手に勝ちたいがために間違った手段を使ってしまうかもしれません。
間違い方にもいくつか種類があるでしょうが、その一つはビジネス戦略にそぐわない行動を短期的な売上や利益の増加のために行なってしまうことです。
これは一般社員よりも数字を背負っている管理職や社長クラスが起こしやすいのかもしれないですね。

もう一つパーソナルな間違いを犯してしまうかもしれません。
プライドが高い人間が、周りと比べて自分の優秀さを認めさせようとするとき、周りと摩擦が発生しやすくなります。
周りの無能な人間には任せられない。自分が結果を出さないと、という考えになってしまうんですね。
周りの人の協力なくして一人よがりに事業を立ち上げられるはずがありません。

このあたりは自分が犯した間違いから学びました。
みなさんも強すぎる競争心はほどほどに。

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