2013/01/18

プロはこう見る。マクドナルドの60秒キャンペーン



日経MJにコラムを持っているフリーアナウンサー・八塩圭子さんも1/18の寄稿でマックの60秒記事に触れていた。
マックの60秒キャンペーンの目的についてコメントしている記事だ。

ちなみに、この60秒キャンペーンに関する記事はもうこれで3つ目になるがご容赦願いたい・・・。


八塩氏のコラムによると、60秒キャンペーンの目的は次の3つ。
1. エンターテイメント性
2. 口コミ効果
3. 売上の増加

分かりやすいシンプルなキャンペーンなので、私が想定した目的と大体同じポイントが上げられている。
しかし、一部「うん?」というのもある。

一つ一つ見ていこう。


1. エンターテイメント性

退屈な待ち時間が、一分間でできるかどうかハラハラドキドキのゲーム性が生まれる。
いつもだったら、イライラ早く出てこないかな待っている時間が楽しい体験になる。
しかも間に合わなければハンバーガーの無料券まで貰える。

イライラ時間が楽しい時間に変わり、マクドナルドに食べに行った経験にプラスのイメージが重なることになるだろう。
顧客体験を向上させて、マクドナルドのファンを作るということも目的に含まれていたなら、なんとも計算高いプランニングだ。


2. 口コミ効果(話題にせずにはいられない)

今は体験を簡単に共有できる。ツイッターやFacebookで。
60秒キャンペーンが始まると、良くも悪くも体験記が書き込まれたそうだ。

やはりというか、検索をしてみると60秒に間に合ったけど作りが雑とか包装が悪いとかネガティブなコメントが多いらしい。
まあ、うまく60秒に間に合っちゃってデキも良ければ特に書き込むことがないから当然といえば当然。

八塩氏は良いも悪いも含めて口コミを起こしたことに価値を見出している。
確かに万人が良いと認めることは口コミにならない。
ゴミ拾いのボランティアが話題にならないように。

人が思わず話さずには入られない体験にはイベント性が必要だ。


3. 売上が爆発的に増える???

最後に、1秒の短縮で8億円売上が上がるという、日本マクドナルド社長・原田氏の発言を受けて、爆発的な売上増を効果として上げている。
マクドナルドは注文を受けてから3分30秒で提供することを目安にしている。
計算通りだったら1200億円も売上増になる。そんなバカな。

もちろん八塩氏も1秒縮まるごとにリニアに8億円ずつ売上が上がるとは思っていないはずだ。

それどころか、1秒縮まることによる売上増効果は相当小さいと思う。
売上が増えるとしても、マクドナルドに行こうとしたけど混んでる(と予想される)ので諦めた人たち分の機械損失が回避される程度だ。



それよりも、やはり待ち時間をポジティブな顧客経験に変えたことと、口コミ効果によるプライミング効果が大きいと思う。

お腹がすいたなぁ、お昼何食べようかなぁ。そう思った時に候補として上がることが飲食店の最初の関門。
良くも悪くも話題になるということは、この最初の関門を乗り越えやすくなるということ。 


待ち時間をポジティブな体験に変えるゲーミフィケーション。
思わず人に体験を話したくなるイベント性。

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