2013/01/13

新たな広告媒体の創造。スマートフォンが広告に与える変化



2013年には半数の携帯がスマートフォンに置き換えられると言われている。
実に国民の半分がスマートフォン所有者になるということ。
主要都市なんかでは、もはやよっぽどこだわりがある人以外はスマートフォンという時代になる。

スマートフォンは、ユーザーの消費活動や情報獲得の活動に大きな変化を与えたし、これからも与え続けるだろう。
その変化の波にいち早く乗ろうと、多くの企業や起業家たちがパドルアウトしている。

なかでも、モバイル広告はいくつかの点で既存の広告と大きく異なっている。
ひとつの例として、ITライフハックで紹介されている「蜷川Tokyo Map」をご覧いただきたい。

原宿カワイイ文化のグールーこときゃりーぱみゅぱみゅが原宿近辺のおすすめスポットを宣伝するアプリとのことだが、そのコンテンツを閲覧するには有料コンテンツの購入が必要になる。
これは驚きではないだろうか?
広告が目的の媒体は普通無料で、スポンサーの広告費で賄われている。とくにネットの媒体は。

スマートフォンが引き起こした変化はいろいろがるが、このモバイル広告が既存の広告とどのように異なるのか、考えて見たいと思う。


一つは両手の収益を得られるというポイント。
テレビCMを例にとってみよう。

テレビCMにおける広告媒体の所有者はもちろんCMが流れる番組を持っているテレビ局だった。
テレビ局はCMを掲載する企業から広告枠の料金を徴収している。
しかし、普通の地上波の番組は視聴者から料金を取ることができていない。
なのでテレビ番組はスポンサーの意向の影響を大いに受けるわけです。

「蜷川Tokyo Map」の場合、コンテンツを有料で配信している。
原宿のショップから広告費を貰い受けているかは疑問だが、もちろん広告の効果があると見込まれれば広告費を貰い受けることは可能だろう。
これで両手の収益が成り立つ。

じゃあテレビ番組を有料で放送しているWOWOWやスカパーはどうなんでしょ?
有料番組なのでもちろん番組視聴者側からは料金を得ている。
そして有料番組なのにCMがあるのはなんでなの?という視聴者の声はあるものの、スポンサーからも収益を得ている
つまり、両手の収益を得ているということ。


ここでモバイル広告の、もう一つの重要な違い。
それは、モバイル広告は広告主自らが広告媒体を作れるということ。

「蜷川Tokyo Map」は原宿のショップが広告アプリを作っているわけではないからちょっと別の話だが、例えばユニクロなんかは自社のカタログアプリを作成してアプリ配信している。
これは広告業界にとって、大いにショッキングな変化だと思う。
これまでは、広告は電通・博報堂から広告枠を買うことは、電車に乗るときに切符を買うということくらい当たり前のことだった。
しかし、電通や博報堂を介さないどころか、既存の広告媒体と全く違う広告プラットフォームが生まれてしまった。

ただし、ユニクロのカタログアプロを買う人はもともとユニクロのファンであり、既存顧客との関係性を保つという効果がメインとなるだろう。
ファンと言うほどでもないユーザーに来店意欲を持たせたり、新しい顧客を開拓するには、やはりテレビ局と電通・博報堂にお願いするという時代は暫く続くでしょう。
それでも、スマートフォンというメディアが生まれてマーケティングの幅が広がったことを、企業は大いに歓迎して積極的に活用していかなければ。

アプリを作ろう!  HTML5入門 ―― HTML5+CSS3+JavaScriptで学ぶAndroid/iPhoneアプリ作成
photo credit: Wen Nag (aliasgrace) via photopin cc

 にほんブログ村 経営ブログへ
 
 

0 件のコメント :

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...