2013/01/29

飲食店もソフトパワーで差別化の時代へ。ダイヤモンドダイニングの宴会コンシェルジュ


事業目標が100店舗・100業態という大胆な成長モデルを描いて達成したダイヤモンドダイニング。
事業戦略がダイナミックで先進的な取り組みを行なっている居酒屋のグループ企業だ。


飲食店をとりまく環境は楽ではない。
消費者の嗜好の多様化に合わせて飲食店も多様化してきた。
特に居酒屋やバーにその傾向が強い。
昭和な香りのする居酒屋からオシャレなバルやワインバーまで選択肢が豊富になった。

もう一つの変化として、会社員の宴会や、デートや合コン、女子会をターゲットにするなど、居酒屋を利用する用途で店舗を差別化しようとしている店舗が増えた印象がある。

その一方で、正しいターゲットを呼び込むことが困難になってきた。
選択肢が多すぎるのだ。

実際のところ、飲食店の店舗数はピークだった93年以降減り続けているが居酒屋は増加傾向にあるそうだ。


そんな中、ダイヤモンドダイニングが面白いサービスを提供し始めた。
宴会コンシェルジュというサービスだ。
http://www.diamond-dining.com/event/concierge/

宴会幹事がダイヤモンドダイニング宴会コンシェルジュへ連絡すると、人数や日時、希望の料理・予算を伝えると要望にあった店舗を探して予約してくれる。
宴会幹事の苦労や不満を逆手に取って、集客手段にしようという面白い試みだと思う。
当然選択の対象となるのはダイヤモンドダイニングの店舗だが、100店舗・100業態という豊富なバリエーションと店舗を有する同社だからできた新たなサービス形態だ。

宴会の幹事になって店選びに苦労した人も多いはず。
ぐるなびなかで探していても良い条件の店を探そうとするとキリがなくなってくる。
宴会コンシェルジュに頼んで店を選定してもらうと、悩む必要がなく手っ取り早いし、「コンシェルジュが選んでくれたんだから」と店舗に対する参加者の不満もしのぎやすくなる効果もあるかもしれない。


しかも、宴会幹事がぐるなびや食べログのようなグルメSNSじゃなくて宴会コンシェルジュを利用するインセンティブの与え方がまたニクイ。
というのも、ダイヤモンドダイニングでは様々な商品と交換できるDDマイルというものを結構な高交換率で提供しているが、ダイヤモンドダイニングを利用すると宴会の会計のポイントが全て宴会幹事に付与される。
http://www.diamond-dining.com/ddmile/

そのポイントを使ってプライベートでダイヤモンドダイニング系列の店舗を利用したり商品と交換できるという仕組み。
店舗の数ではグルメSNSに太刀打ち出来ない代わりに、幹事への付加価値で幹事を集客しようというわけだ。


「飲食店は立地だ」と言い放つ人が多いように、飲食店の差別化は非常に難しいんだろう。
私自身は飲食店の利用者でしかないから、飲食店経営者の苦労はわからない。
しかし、ダイヤモンドダイニングが宴会コンシェルジュという新たなサービスを手がけたように、飲食だけではない別の付加価値で勝負する時代になってきているのではないだろうか。
その一つの応えがコンシェルジュのようなサービスなのだろう。











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photo credit: ilovememphis via photopin cc

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