2013/02/19

企業と個人の文化摩擦を起こさないために

私事ですが、転職に成功しました。
このブログのタイトルの通り、毎日ビジネスアイディアを世の中に生み出すがごとく新しい事業の立ち上げに携わりたいという思いから、新規事業開発で名のある企業に転職しました。

現職に対する不満はゼロではないけれど、自分の目指すものにさらに一歩近づくための転職だった。
条件面でも申し分の無い、このご時世にまことありがたい話だ。

それはさておき、私の現職の会社はもともと外資系で、内資系企業に買収された。
私は一つの会社にありながら外資と内資の会社を経験するという、結構稀有な環境にあった。
そんな中で、私は国内企業のカルチャーに馴染めないのもあってこの会社を後にする。

馴染めないと言っておきながらこんなことを述べるのはなんだが、内資と外資は決して相反する概念ということではない。
ある価値観のものさしの上での「傾向」や「偏り」に過ぎず、白黒、イチゼロのようにデジタルに分けられるものではない。
内資の企業でも、数値で個人成績を評価して信賞必罰を徹底している所があれば、外資でも数値目標よりプロセス目標や質的な目標達成を重点的に評価する企業もある。
内資だ外資だと単純に分けられたものではない。

もしもあなたが就職活動や転職活動にあって、内資と外資のどちらが自分に向いているのか、あるいはどのような企業文化が向いているのかに悩んでいるなら、一言アドバイスをしたい。
ちなみに、私のアドバイスは最小限の労力で最大限の利益を得たい人たちには参考にならないと思う。
経済的にも社会的にもインパクトの高い事業に携わり、社会に貢献したいという人には多少の指針になるだろう(と願っている)。


私の考えでは、会社と自分のマッチングで一番重要な指針は、「マネージャーがどれだけ部下に責任を与えるか」だ。

一般的に言って、エネルギッシュで若いうちから責任のある仕事を任されて成長したいという人は、ガンガン部下に責任を移譲する企業文化が向いているだろう。
少しチャレンジングな仕事でも部下に任せてチャンスを与え、上手くいけば手柄を認めてくれるし、失敗してもマネージャーがしっかり骨を拾ってくれる企業がいい。
こうしたカルチャーは外資系や創業から〜10年や20年程度で社員の平均年齢の若い内資に多いだろう。

このタイプの人は、こうなりたいという将来像や野心を持っていて、何か難しい仕事を任された時の心の中で「なんで俺が!」ではなくて「なんだこれ、面白そうじゃん!」という第一声を上げる人だ。


一方で、しっかりした研修環境の中、与えられたことをきちっとこなしたいという考えの人は、新入社員研修に数ヶ月を割り当てるような会社を見つけると良いだろう。
研修プログラムがしっかり組まれ、ジョブディスクリプションが明確で、求められた範囲で結果を出せば評価される。

しかし、減点主義で失敗には厳しいので、上司の傘に隠れて裏方に徹することができる人が向いている。
こうした会社にフィットすれば、それなりの給与を得てワークライフバランスの取れた生活ができるだろう。

会社を評価する軸は、上記であげたような権限と責任の委譲以外にもいろいろあると思うが、私としてはこの軸で企業をジャッジすると、その企業の他の価値観もあらかた想像がつく。


就職や転職に失敗しないために企業と自分の間で文化摩擦を起こさないことは重要だ。
これから就職活動や転職活動を行う人は、自分の考えや特性をよく棚卸しして、自分とフィットするカルチャーを持つ企業を探すべきだ。
給与などの条件面はあとからついてくることがあっても、企業文化はそうそう変わらない。
買収されてからも3年くらいはなかなか変わらないものだ。

そして最終的には、直属のマネージャーの影響がとても大きいことは間違いない。
もし就職先・転職先の直属のマネージャーがわかるなら面談でその人の人柄をよく見ておくこと。
正しい価値観を持っている人であることを見極めよう。



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photo credit: laverrue via photopin cc

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