2013/02/23

アメブロの成功は芸能人とSNS機能



サイバーエージェントという会社をご存知だろうか?日本で一番会員数の多いブログサービス、Amebaブログ、略してアメブロを提供しているベンチャー企業だ。
会員数はなんと2500万人に昇る。
単純計算で、日本人の5人に1人がアメーバユーザーという計算だ。

サイバーエージェントはネットベンチャーの中でも代表格で、アメブロを含むSNSサイト運営、ネット広告、ネットメディア事業などで1400億円の売上を上げている会社だ。
ブログ・SNS事業単体での売上も約250億円という大きな売上をあげている。
会社が設立されたのは98年で、まだ15年程度の若い会社だ。
アメブロが開始されたのは2004年で、まだ10年にも満たない。


アメブロがなぜ日本で一番多くのユーザーを獲得できたかというと、明確な2つの戦略によるものだと私は見ている。
どの業界でもシェアを獲得する戦略として参考になるので、アメブロの戦略を見てみよう。


圧倒的な芸能人ブログ数
アメブロのサイトを見ていただくとわかると思うが、芸能人ブログの数が他のブログサービスを圧倒している。
芸能人がファンと交流を持つ場として、最近はブログとTwitterが欠かせない場になってきている。
芸能人ブログはどのブログサービスを使っても構わないはずだが、なぜだが圧倒的にアメブロを利用している人が多いのだ。

なぜこんなにもアメブロには芸能人ブログがこれほどまでに多いのだろうか?
ちょっと調べてみても答えはわからなかったが、芸能人ブログというカテゴリを作り、ランキングを儲けて賑やかしていたり、芸能人ブログのコメント関しをアメーバが運営しているからかもしれない。
特にコメント管理はいわゆる炎上を防ぐために重要で、本来事務所が自分たちで行うか委託しなければいけないところをアメーバ運営が担当してくれるので、芸能人ブログとしてアメブロは使いやすいのだろう。

さて、ではなぜ芸能人ブロガーが多いことが一般ユーザーを2500万人も集める推進力になったのだろうか?
まず、アメブロに対する親近感が高まったということが上げられる。
アメブロに限らずどのブログサービスもそうだが、各ブログサービスはブログのレイアウトにそれぞれ特徴があり、アメブロで作ったブログはすぐにアメブロだと分かる。
(ちなみにBlogger.comはあまり癖がなくてニュートラルなデザインなので、私はBlogger.comを使ってます)
芸能人ブログに親近感を持った人たちがブログを始めようとした際に、アメブロを初めに候補に上がるのは不思議なことではない。

もう一つの理由として、ネットワーキング機能がある。


アメブロのネットワーキング機能
アメブロが会員を獲得するのに貢献したもう一つの要素が、アメーバで提供されているネットワーキング機能だ。
代表的なのが「ぺた」や「読者になる」という機能だ。

「ぺた」はアメブロ会員が、他のアメブロ会員のブログに足跡を残す機能で、あなたのブログを見ましたよ、という足あとを残す機能だ。
Facebookで言えば「Like」ボタンに近い。
「読者になる」ボタンはその名の通りで、そのブログの読者になる機能だ。
面白いのは、読者になるとその相手のブログに自分のユーザー名とブログ名が表示されるという機能だ。
読者になるというのは相手のブログが気に入ったという意思表示でありながら、相手のブログから読者を自分のブログへ誘導する手段になるという2面性を持っている。

これら「ぺた」や「読者になる」機能により、閲覧しているユーザーにもブログへ参加する方法と動機を授けた。
そしてブログライターからすれば反応があれば面白くなってくるので、より充実したコンテンツを作ろうという好循環に入る。


このように、アメブロは芸能人ブログという視聴者を惹きつけるコンテンツを獲得するために全力を傾けた。
そして、アメブロに寄ってきたユーザーをアメブロに定住させるためにネットワーキング機能を設けた。
アメブロが成功した理由はこの程度の当たり前といえば当たり前の事を行ったことによる。
しかし、この単純な「当たり前」をブログ黎明期に見抜き、徹底することによってナンバーワンの地位を築いたのだ。






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