2013/03/02

収益化に舵を切った食べログのビジネスモデル



食べログは価格.comを運営しているカカクコムが提供しているグルメポータルサイトだ。
食べログのサイトを訪れるユーザーは月間で4000万人にも及んでいる。
カカクコムは、食べログを本格的に収益化する方向へ舵を切りはじめた。

実は、カカクコムが運営している価格.comと食べログは、どちらもほぼ同じくらいの利用者がいるのだが、売上では食べログは価格.comの1/4に満たない。
食べログの収益化はカカクコムにとって急務なのだ。


カカクコムが想定している収益モデルは、次の3つのキャッシュポイントだ。
1. 食べログサイトから予約に対する成果報酬
2. クーポン取得や高度な検索が出来るプレミアムユーザー課金
3. コンテンツや広告枠を提供する販促支援

1.と3.は掲載企業から、2.はユーザーから課金するというモデルで、収益のバランスはとれていると言えるだろう。
こうした利用ユーザーと企業を結ぶマッチング系のポータルサイトは、企業だけから収益を得るモデルになりがちだが、ユーザー課金も行い収益性を高めようとしていることが伺える。

一つ一つの課金モデルを見ていこう。

一つ目は、食べログサイトからの予約に対する成果報酬だ。
チェーナというサービスだが、このサービスにレストランが登録すると食べログのサイト上で予約ができるようになる。
サイトからの予約が成立すると、ランチで250円、ディナーで500円の成果報酬がレストランから食べログに支払われる。
3月までに1500店舗の利用を目指している。

二つ目は、プレミアムユーザー課金だ。
ユーザーは月額315円支払うことによって、クーポンを受け取ったり、通常よりも細かい検索オプションを使用することができる。
すでに16万人の有料会員を抱えている食べログだが、1年後には30万人まで増やすことを目標としている。
食べログを頻繁に利用して外食するような人、例えば幹事役をよく任されるような人にとっては有効なサービスかもしれない。
しかし、ある程度ヘビーユーザーが有料会員化すると、それ以上会員を増やすのは難しそうだ。

三つ目は、紹介コンテンツや広告枠の提供だ。
各飲食店は月額1.5万〜3万程度支払うと、広告枠やPRコンテンツの提供が可能になる。
既に1万3千社ほどが利用している。


ここまで食べログの収益モデルを見てきたが、それぞれのサービスに新規性は無いがバランスがとれたポートフォリオだと言える。
価格.com並の事業に育てられるか、今後も食べログの動きを注視してみたい。


参考:
日経MJ 2013/3/1 P.1





 にほんブログ村 経営ブログへ
 
 

0 件のコメント :

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...