2013/03/02

インフォライズとインフォマート 物流から情報流通を引きはがせるか?


インフォライズという飲食業界向けの販促支援クラウドサービスを提供している企業がある。
2010年に設立されたばかりのまだ3年目の会社であるが、実は以前このブログでも取り上げたインフォマートの子会社なのだ。


インフォマートは食品製造会社と卸、または卸と飲食店をつなぐ電子商取引のプラットフォームを提供している。
これに対してインフォライズは、食品製造会社と卸が飲食店に販促を行うためのクラウドプラットフォームを運営しているのだ。


インフォライズは「Foods Info Rise」というクラウドサービスを展開しているが、これはどのようなサービスなのだろうか?

Foods Info Riseの最終的なターゲットは飲食店に照準が置かれている。
飲食店向けにレシピの検索や、食材・加工品の検索を基本無料で提供し、このプラットフォームに商品情報を載せたい食品製造会社や卸会社から収益を上げるというビジネスモデルだ。


食品メーカー・卸 → 飲食店
食品メーカーは自社の商品をすぐに卸や飲食店に紹介できるというメリットがある。
単純に商品の紹介を行うだけでなくレシピも掲載できるため、製品の訴求力を高めることもできる。
また、飲食店や卸のニーズを得るために、情報分析も行えるようになっているようだ。

卸売業者からすると、単純にメーカーから渡された商品情報を飲食店に提案するだけでなく、Foods Info Rise上の複数メーカーの製品情報を統合したりメニュー提案ができるので、飲食店への訴求力を高めることができる。

食品製造会社や卸会社は既存顧客への販促活動をFoods Info Rise上で行えるだけでなく、まだ取引のない飲食店にも閲覧してもらえるので新規顧客へのアプローチも可能にする。
新規顧客を安価に手に入れる方法はそんなに多くないので、これだけでも導入するメリットがあるのではないだろうか。


食品メーカー ←→ 卸
食品メーカーと卸会社の間でもメリットがある。
新製品や欠品、製造終了の情報もただちにFoods Info Riseを使用している全て取引先の間で共有できるので、迅速でヌケ・モレのない情報伝達が可能になるのだ。
卸業者としては、新製品の情報は早めにもらって取引先の飲食店に提案したいだろうし、もう製造が終了した商品を誤って受注することを防げるメリットがある。


インフォマートはインフォライズとともに、飲食業界の情報流通を牛耳る作戦だろう。
物理的な物流網は商社や流通系の会社が抑えているが、情報流通は物流網から切り離せることを証明できる初めてのケースになるかもしれない。
情報流通を物流から切り離すことに成功すれば、多くの業界で同じビジネスチャンスが生まれる。
だからインフォマートのビジネスモデルにはワクワクさせられるのだ。 





 にほんブログ村 経営ブログへ
 
 

0 件のコメント :

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...