2013/04/22

プロムナードでマリーナベイサンズのショーを見てるカップルに花を売りつけるとは…

マリーナ・ベイのプロムナード

観光客向けやエンタープライズ向けのビジネスはともかく、ローカルビジネスはある種原始的で、商売の基本を思いださせるような場面に出くわすことが多いのだ。

なかでもちょっと面白かったのは、ベイフロント沿いのプロムナード(湾沿いの散歩道)で花を売るカップル。
マリーナ・ベイ・サンズを始めマリーナ・ベイが一望できるので、夜にはたくさんのカップルがプロムナード沿いのベンチで語らっている。
そこに、一輪の赤い花を綺麗にラッピングした束を持ったカップルが現れ、他のカップルに売りつけているのだ。

その売り方がなかなか上手いもので、カップルの女性の方に「花をプレゼントして欲しいですよね?」と営業をかける。
うっとりするような夜景とシチュエーションで断る女性がいるわけがなく、相手の男性は有無をいわさず買うことになるのだ。
遠目だから正確な値段は分からないが、5〜15シンガポールドルで、日本円で言えば400から1200円程だ。
一輪の花にしては高い。

もう一つ上手いなあと思うのは、売り手も同じような若い善良なカップル風なので、相手のカップルも警戒することがないのだ。

マーケティング的に言えば、DU(Decision Making Unit)とCU(Consuming Unit)の役割を兼ねているカップルの女性に営業をかけて、なんの決定権もないPU(Paying Unit)である男性に、観光客価格で花を売る。
しかもカップルの雰囲気が最高潮に達する夜のプロムナードで。
シンプルでありながら、高度に戦略が練られた商売の本質とも言えるビジネスではないだろうか。

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