2013/04/19

コスト削減だけじゃない!LCCのビジネスモデルはマルチコンポーネント利益モデル



今回の東南アジア旅行はツアーとかではなく、全て自分で航空チケットを購入してホテルをブックして、という手作りの旅行だ。
貧乏旅行がしたいので航空会社は当然LCCを使用するのだが、国内からシンガポールへ、最低価格保証を謳うLCCのJetstarを利用して、様々な面でコストダウンを徹底していることがよくわかった。

さらに、LCCは実はコスト削減だけでなく、マルチコンポーネント利益モデルを利用することで利益を嵩上げしているビジネスモデルなのだ。


預入荷物の有料化
Jetstarに限らずほとんどのLCCでそうだが、機内に持ち込む手荷物一つまでは無料だが、預け入れて輸送してもらうと有料になる。
しかも、$20とか$30とか結構バカにならない金額を要求される。
ヘタしたら、フライトチケットの半分程度になりかねない。

預入荷物有料化のメリットは2つある。
一つはフライトチケットとは異なる収益源を得られることだ。
もう一つは、顧客が持ち運ぶ荷物を減らせば燃費が良くなり、燃油代を下げることができる。


JALのCAを積極再雇用
経営不振から解雇されたJALのCAを積極的に採用したようだ。
CAの教育はかなり投資が必要だろう。
曲がりなりにもJALのCAを務めていた人たちを再雇用すれば、この教育コストを最小限に抑えることができる。


エンターテイメント端末にiPadを採用
航空会社によっては全ての席についているあの映画を見るためのちっちゃい画面。
Jetstarは当然そんな設備はつけていないが、代わりにエンターテイメント端末として映画が入ったiPadを配布している。
もちろん有料で。

恐らく全席にエンターテイメント端末を埋め込む改造を施すと、全ての席にiPadを埋め込むのと変わらないくらいのコストになるだろう。
利用率を考えると全席分用意しておく必要は全然ないので、iPadの方が初期投資は抑えられるだろう。
しかも、利益を生み出す機会にもなる。


他にも機内での飲食をすべて有料化する、チケット販売をネットメインにする、予約の変更を有料にするといった数々の施策が取られている。
それらは全てコストを下げるか、利益を押し上げるオプションの売上となる。
使い方によってはLCCとLCCでない航空会社のコストはさほど変わらないかもしれない。

メインとなる商品を安く見せて、実際はトータルで多くの利益を上げるというのはマルチコンポーネント利益モデルといってもいいだろう。
LCCは実はマルチコンポーネント利益モデルを採用しているビジネスモデルなのだ。

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