2013/05/10

利益モデル10. インストール・ベース利益モデル その2


スライウォツキー利益モデルの10番目、「インストール・ベース利益モデル」の続編だ。
今回はインストール・ベース利益モデルの実例を幾つかあげて、よりこのモデルに理解を深めていただきたいと思う。
この利益モデルは汎用性が高く、いろんな分野で適用することができるだろう。

コンテンツ


  • インストール・ベース利益モデルとは
  • インストール・ベース利益モデルの実例


インストール・ベース利益モデルの実例

・電動歯ブラシ + 替えブラシ

これは前回でも説明したインストール・ベース利益モデルの実例だ。
電動歯ブラシと替えブラシがセットで初めて潜在的な価値を生み出す。
寿命の短い替えブラシの追加購入が必要不可欠なため、インストール・ベース利益モデルが成立する。

・プリンター + 換えインク

プリンターと換えインクの組み合わせも、電動歯ブラシと換えブラシの組み合わせと本質的には変わらない。
注目すべきは、プリンターと換えインクの利益モデルは代替インクによってプロフィットゾーンが侵食されているということだ。
インストール・ベース利益モデルは一度構築すると強力な利益創出の仕組みではあるが、ほころびが無いわけではない。
むしろ、リフィルは原価よりも高い価格設定がなされるものなので、常に代替製品によってチャレンジされ得ると認識しておくべきだろう。

・産業機械 + メンテナンス

リフィルやオプションパーツでアップセルをすることだけがインストール・ベース利益モデルではない。
この例のように、ベースとなる商品(この場合は産業機械)が売れることによって、必要不可欠な別製品(メンテナンス)が売れることがある。
これもインストール・ベース利益モデルの一例だ。

・開発プラットフォーム + 利用料・手数料

この組み合わせはこれまで見てきた例とは少し異なる。
この例が当てはまるのは、例えばAppleのiOSプラットフォームのようなもので、iOSという開発のベースとなる環境をアプリ開発会社へ提供し、アプリ開発業者がアプリで利益を上げるとそこから一定割合の使用料を回収するモデルだ。
iOSの開発環境そのものは無料で利用できるが、その環境で作られた有料アプリや有料アドオンは全て手数料の対象となる。
他のソフトウェア開発プラットフォームでもよく見られる利益モデルだ。


関連エントリー:
2013/5/7 利益モデル10. インストール・ベース利益モデル その1
2013/3/16 「エイドリアン・スライウォツキーのプロフィット・ゾーン経営」
2012/10/21 「プロフィット・ゾーン経営戦略」ノート 1
2012/10/22 「プロフィット・ゾーン経営戦略」ノート 2
2012/10/22 「プロフィット・ゾーン経営戦略」ノート 3


 

 


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