2013/05/26

データドリブンマーケティング(DDM)


つい先日、私はニューヨークで開催されたネット+広告関連のカンファレンスに参加した。
4日間開催されるイベントなのだが、その中でも気を惹かれたデータドリブンマーケティング(Data Driven Marketing; DDM)のセッションについて備忘録的に簡単サマライズしてみよう。

DDMとは
DDMを簡単に説明すると、データで示された方向性に従ってマーケティングキャンペーンを構成することだ。
昨今ではただのデータではなくてビッグデータを活用したマーケティングを指すことが多い。
ビッグデータではこれまでのベーシックなデータ、例えば顧客の性別や年齢、居住地に加えて購買履歴、ソーシャルメディアでの活動といった様々なデータソースを活用する。

ビッグデータを使用するときの注意点としては、ビッグデータは相関関係を示すだけで因果関係を示してくれないということだ。
それも当然で、因果関係を調べるには様々な条件がコントロールされた環境下での実験を行わなければならない。
だが、相関性だけでも十分にマーケティングに有益情報を与えてくれる。

DDMの目的
DDMはどのような情報をマーケターに与えてくれるだろうか。
ケーススタディによると、DDMの主要なメリットは次の4つだ。

1. 機会を見つける
DDMで人々のインサイトを調査することによって、新たなビジネス機会を見つけ出す事ができる。
例えば、ある贈答用フラワーを扱っているEC事業者は、それほど親しくない友達同士が相手の誕生日に小さな贈り物をする習慣を見つけ、少額で花を贈ることができるソーシャルギフトを始めた。

2. トップラインを最大化する
売上を最大化することもDDMのメリットの一つだ。
まだ売上を上げられていないセグメンテーションに対してどのようなメッセージを送るべきかをDDMは教えてくれる。

3. カスタマーリレーションを深める
自社の商品を購入してくれた顧客をトラックするにはBtoBビジネスでは営業が訪問すればいいが、BtoCビジネスではアンケートなど手段が絞られていた。
だが、アンケートではサンプルが絞られているし、企業からのアンケートに答えているということでバイアスが掛かってしまう。
ここにソーシャルメディアをソースとした情報が追加されるともっと顧客の生の声が聞こえてくる。

また、TwitterやFacebookを活用することで、顧客へフォローすることもできるようになった

4. プロダクトディベロップメントに活用する
3.のカスタマーリレーションシップにも似ているが、ビッグデータを分析することで顧客のインサイトを得ることができる。
このインサイトは確実に正しいとは言えないのだが、少なくとも仮説を立てることはできる。
そのインサイトを製品やサービスの開発に活かすことで、より顧客ニーズにあった商品を世に送り出すことが可能になるのだ。


photo credit: mrflip via photopin cc

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