2013/06/10

脱サラペンション経営とサラリーマン




先日、休日に八ヶ岳近くにあるペンションで一晩滞在してきた。
良くも悪くもオーナー夫妻のこだわりに沿って、ひとつのテーマに統一された素敵なペンションだった。

どうもそのオーナー夫妻は元サラリーマンの脱サラ経営なのだが、もうかれこれ20年ほど経営しているらしい。
そんな話を聞いているうちに、なんだかペンションオーナーも悪くないなあなんて考えてしまったので、脱サラペンション経営の現実を考えてみた。


収入的には間違いなくサラリーマン時代の方が多いだろう。
ペンションは基本休日・祝日しかお客が入らないと考えていい。

52週プラス祭日20日程度を合わせて、年間72回転すると考えよう。
大体ひとつのペンションに6部屋あるとして、満室率が辛めに50%に借り置きし、一部屋平均2.2人の利用で単価が8,000円としよう。
これらを掛け合わせると、年間380万円の営業収入がある。

年間費用を回収し、夫婦が田舎で慎ましく生きていく分には十分なキャッシュが入ると言えるかもしれない。
ただし、最初にペンション経営を始めるための資金を外部からの借り入れに頼るものとすると、たちまち難しくなる。


ペンション開業には通常3000万程度かかるとされている。
これを政策金融公庫から4% 15年で借り入れしたとして、年間270万弱の返済となる。
ペンション経営だけでの返済はどう考えても難しい。

つまり、ペンション建物を相続するか安く借りられるという特殊条件がない限り、非常に難しいのか現実だ。
多くの脱サラペンション経営者は経営が立ち行かなくなり会社に戻ってくるらしい。


収入という面で言えば、サラリーマンの時より少なくなるだろうが、生活の質はそれに高いのではないだろうか。
田舎暮らしでは決まったことにしかキャッシュがでないので、380万の収入でも十分だとも言える。

何よりこの人たちはビジネスパーソンと比べものにならないほど 豊かに時間を使うことができる。
平日はほとんどお客が集まらず休みになってしまうからだ。

結局どちらが幸せなのかは考え方次第なのだろう。


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