2013/06/26

大衆薬のネット販売解禁によって起こるだろう変化は?



一般大衆薬品のネット販売が事実上解禁となり、大衆薬販売の間口が一気に広がった。
2009年に規制緩和で登録販売者という資格を獲得すれば大衆薬を販売できるようになった。
2011年時点で10万名を超える登録があったようだが、さらに今回のネット販売によって大衆薬販売のハードルが下がったのだ。

一気に間口が広がることによって、今後どんな変化が起こるだろうか?

今まず足元で起きている変化は、大衆薬定価販売の終焉だ。
価格.comではパソコンや家電と同じようにネット販売されている大衆薬の最安価格情報を掲載されている。
口裏を合わせるようにどのドラッグストアでも定価で薬が販売されている時代は終わったのだ。

これまで大衆薬の販売は規制の上に成り立っていたビジネスモデルだった。
しかし、これまでその規制の恩恵にあずかっていたドラッグストアは独占的ポジションを剥奪されて不満だろうが、消費者にとっては大いに歓迎すべき変化だ。


今後大衆薬周辺の業界ではさらに大きな変化が起こるのではないだろうか。
まず考えられるのは、現在のリテールショップ=ドラッグストアの相対的な地位の低下だ。
大衆薬をネット販売する業者が沢山生まれるだろうから、卸売業者にとっては取引先小売店が増えることになる。
一方、これまで販売を独占していたドラッグストアの大衆薬販売シェアは減少し、卸売業者への交渉力が弱まる。
すると、卸売業者は相対的にリテールよりも交渉力が強くなるかもしれない。

次に訪れる変化としては、卸売業者が流通小売化して自ら販売を始めるかもしれない。
ECならば販売店よりもはるかに低コストで素早く出店できるし、卸売業者の商品仕入価格は当然小売店よりも安価なので消費者へ低価格を訴求できる。

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