2013/06/12

とあるIT企業のゲリラマーケティング



先日あるITのイベントに参加したのだが、ある外資系IT企業が面白いゲリラマーケティングを行なっているのに出くわした。

私が参加したイベントは幕張メッセで開催されているもので、多くの企業がブースを開いている、いわゆる展示会形式のイベントだ。
どの企業も予算が許す限り広いスペースを獲得し、派手な飾り付けや電飾を行い、イベントコンパニオンを使ってノベルティの配布を行なっている。
みんな少しでも自社を認知してもらおうと必死なのだ。


一方、そのとあるゲリラマーケティングを行なっていた企業は最小限のブースを開いているだけで、特にノベルティを配布することもキレイなおねーさんがお客を集めるようなこともしていない。
これで本当に客を集められるのだろうか?元はとれているのだろうか?
最低限のブースでも、恐らく50万近い参加費を払っているはずだ。

しかし、その企業はとてもクレバーな戦術をとっていた。
幕張メッセの会場までは駅からそこそこ歩くのだが、駅を降りたところで社名ロゴ入りのうちわを配布していたのだ。
社名ロゴ入りのうちわを配布するなんてことは夏になればよく見かけるなんでもない広告方法であるのだが、このイベントに合わせて駅前で配るというのが名案なのだ。

このゲリラマーケティングのどこが良いのか?
まずコストが掛からない。
もちろん配布しているキャンペンガールのアルバイト代とノベルティ代はかかるが、それだけだ。
会場に付けば暑いのだからうちわを受け取る可能性は高い。
それに、イベント会場に付く前にイベント参加者に自社の名前とロゴを覚えてもらうことができる。
会場に入れば有象無象の企業が参加者の注意を奪うために苛烈な競争をしている。
だが、駅を出たばかりで会場に向かう観客の注意はノーガードだ。


他の企業は誰もルールを定めていないのに会場内だけで客引きをしていたところ、この企業だけはそのルールから自由になり最小限のコストで最大限の成果を得ていた。
これがゲリラマーケティングの真髄だ。

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