2013/06/07

ZoffとJINSが満たせずオーマイグラスが満たした消費者ニーズ

通販には向かないとずっと言われて続けていたメガネ。
ZoffやJINSのような製造小売もオムニチャネルコマースの一つのチャネルとしてネット販売をしているが、eコマース専業で成功しているのは2011年に立ち上がったオーマイグラス(Oh my Glasses)が初めてだろう。



オーマイグラスのサイトを見ていただければ分かるが、彼らは今流行の製造小売ではない(一部自社企画品も扱っているようだが)。
販売しているメガネの単価は決して安いものではなく、フレームだけで一本数万円の製品だ。
ZoffやJINSのような安価な製品なら失敗しても安価なのでネット購入するのは不思議ではない。
オーマイグラスはなぜ単価でZoffやJINSの倍以上するメガネのネット販売に成功しているのだろうか。

無料フィッティング

オーマイグラスで購入する最大の魅力は、5本まで無料で自宅でフィッティングできるサービスだ。
気に入ったメガネを5本まで自宅に郵送してもらい、じっくり自宅で試着してから無料で送り返すことができる。

このサービスがすこぶる利用者に受けている。
なぜなら、いろんな服装に合わせて自宅でじっくり試着して、服装に合うことを確認してから購入することができるからだ。
店舗があるメガネ屋ならいろんな種類のメガネを試すことができるが、他の服装に合わせてみることができない。
最近メガネは視力矯正器具ではなくてファッションの一部として認知されてきているが、だからこそ自分のファッションに合うかどうかを確かめたいというニーズが高まっていた。
発見されてはいたものの、満たされていなかったこのニーズに対しての答えを提案したのがオーマイグラスなのだ。
店舗を持っている企業でも与えられなかった価値を、通販の強みを活かして提供しているのが好調たる理由だ。

このサービスに顧客はとても満足しているようで、試しに借りた後に1つも買わなかった顧客はわずか2〜3割にすぎないのだそうだ。
消費者に向き合ったこのサービスのおかげで顧客はオーマイグラスへ好意的な印象を持っており、順調にファンを増やしている。


実はこのビジネスモデル、オーマイグラスが初めてなわけではない。
もとのモデルは、眼鏡と同様に通販が難しいとされていたスニーカーやシューズのネット通販でその名を轟かせたザッポスだ。
ザッポスは顧客サービス企業が靴を売っていると言われるくらい、顧客へ最高の経験を提供することに全力を賭している。
その顧客サービスは、同じく最高の顧客サービスを目指すAmazonの肝を冷やさせたほどだ。

オーマイグラスはザッポスの顧客サービスのうち、自社に必要な部分だけ抜き出して最適なサービスを作り出したのだ。

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