2013/08/13

中堅企業の存在感が増す家電業界


家電業界はいま様々な激変にさらされている。
一つは世界に名だたる国内家電メーカーの没落。中国や韓国メーカー製家電の国内マーケット進出。そして消費者の嗜好の変化だ。

国内メーカーの状況については、今さら語る必要もないだろう。
そんな状況でハイアールやLGなど海外メーカーの国内マーケットでのシェア拡大は続いている。海外メーカーの進撃が好調な理由は、国内メーカーよりも消費者の嗜好の変化に合わせた商品提案ができているからなのだろう。機能や性能での差別化に消費者はなびかなくなり、価格と性能のバランスがとれた合理的な商品が今は求められている。


しかし、国内家電マーケットで気を吐いているのは海外メーカーだけではない。実は国内中堅家電メーカーが売上を拡大してきている。
下のグラフを見ていただこう。ヤマゼンとシャープそれぞれの家電部門の対前年比売上高伸び率を並べたグラフだ。

シャープとヤマゼンの対前年比売上高成長率比較

シャープは数年前のプラズマクラスターの大ヒットもあって比較的売上を伸ばしており、直近4年で平均4.3%の売上高伸長率だ。しかし、ヤマゼンはこう言ってはなんだが特に思い当たる大ヒット商品も無いものの、直近5年で年平均10%の高成長率をキープしている。

このような国内中堅家電メーカーは、ハイアールやLGと同じような価格と性能のバランスを重視した合理性の高い製品が多い。そして価格が安いため、家電量販店でも目立つコーナーに展示されたり、ディスカウントショップなどの高価格路線家電が弱い販路でも存在感を示している。
中堅家電メーカーにはこのまま国内勢として頑張って頂きたいものだ。一方、大型家電メーカーはこのランクの製品では利益を上げられないため、苦難は続くだろう。


0 件のコメント :

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...