2013/08/29

ベトナム進出を考えている企業が知っておくべきこと

ベトナム



尖閣問題や反日デモがあってから、製造業を中心とした海外進出企業の目は東南アジアに注目が集まっている。特に、ベトナムは日本の製造業から新たな海外生産拠点として期待されている国の一つだ。
しかし、日本はどれだけベトナムの事を理解しているだろうか?先日ベトナムへ進出を考えている企業向けのセミナーへ参加してきたので、そこで得たベトナム人像をシェアしてみたい。

ベトナム人の特徴

ベトナム人の多少ネガティブな点をあげつらうことになるが、ベトナム人自らが評していたこととして冷静に受け止めて欲しい。

■先を考えない

ベトナム人は一日二日先のことは考えるが、来年どうありたいから今はこうした努力をする、といった考えかたをするのが非常に苦手な人種だという。これは決して彼らの思考能力が劣っているとかそういうことではない。あくまでも戦争が長く続いたがために、明日死ぬかもしれないのにそんなに先を考えても仕方ないという思考が根付いてしまっただけにすぎない。
この気質は彼らの就労パターンにも現れていて、今よりも良い条件の働き口があれば後先考えずにすぐに転職してしまう人が多いようだ。

■家族を大切にする

新興国全体に言えることではあるが、ベトナム人は家族を大切にし、家族と過ごす時間を最大化することに努力を惜しまない。このため、残業をしたがらない人が多いという。
こうした性質を備えた背景には、家族を基本単位とした農業中心の生活が長かったため、家族を大切にする風潮が生まれているようだ。

■階級闘争思想

ベトナム人の多くは資本家や経営者といった人々に対して隔世の念を抱いている人が多いようで、雇い主や上司という立場の人達に対して偏見を抱きやすいようだ。
また、外国に支配されていた期間も長いため、同じように外国人に対する警戒心や劣等感も高く、反発しやすい傾向にある。

ベトナム人の仕事に対する姿勢

■ブルーカラーとホワイトカラーの二極化

ベトナムでは大学卒はホワイトカラー、大学卒未満はブルーカラーというように、大学卒が否かではっきりと就ける仕事が変わるという。ブルーカラーの仕事の中でも、人口の約半分が農林水産業の職に就いている。
また、先進国的な企業文化が一般市民に浸透しておらず、新入社員向けのビジネス基礎研修のような教育機会が必要不可欠だという。講師からは、ベトナムへ進出する企業はビジネス基礎研修の機会を提供することでロイヤルティの高い社員を集められるかもしれない、というコメントもあった。

■ビジネスの基礎教育徹底

前項で挙げたように、ビジネスの基本的な教育機会が必要不可欠だ。
例えばToDoリストの使い方を教え、毎日ToDoリストに従って仕事をし、終業時に報告する、といった基本的なことを教え込み実践させることが必要になる。また、朝礼を行って気づきを発表する機会を提供することも有効だという。

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