2013/08/30

進むシェア ニューヨークでバイクシェア


ニューヨークでバイク(自転車)シェアが開始された。

ニューヨーク市内に330ヶ所のステーションと6000台のバイクがあり、好きな場所で乗り捨てができる。
レギュラー利用者の利用料は年間95ドルだが、1度に乗り続けられる時間は45分に限られている。この時間を超過すると超過料金がかかるシステムとなっており、利用開始時にデポジットが約100ドル掛かる。時間制限は循環を促す効果があり、デポジットは自転車を自宅へ持ち帰る輩が出てくる事態を防ぐための対策だろう。
旅行者も一時利用することができて一日パスが9.95ドル、一週間パスが25ドルとなっている。

ニューヨークの公共交通機関は日本と比べて割高で、地下鉄・バスともに距離に関係なく2.5ドルする。しかも、マンハッタンの道路は碁盤の目で信号が多く、一通だらけなためタクシーもさほど早くない。バイクはマンハッタンの中では恐らく最も安くて早い移動手段なのだ。

このバイクシェアはとても好評で、2ヶ月半で7万人以上のレギュラー会員を獲得している。
尚、シティバンクが全面的にスポンサーとして40億円ほど拠出しており、ニューヨーク市が運営を担当している。実に170人分の雇用が生まれているのだとか。

日本でもいろいろな分野でシェアが広がってきていることは、皆さんも身の回りで感じていることだろう。
分かりやすいのはタイムズなどのカーシェアリングだ。月額の基本利用料は1000円で、一ヶ月あたり1時間15分の利用料が含まれている。超過分は基本200円/15分で、長距離移動には向いていないが普段使いならかなり安価に利用できる。
ただし、カーシェアでは他のステーションで乗り捨てができないので、ニューヨークのバイクシェアほど利便性が高くない。恐らく同じステーションに複数車が集まってきた時の問題があるからだろう。


日本でもバイクシェアサービスがあったら普及するか思考実験をしてみたが、マンハッタンのように分かりやすくない道路事情を考えると、欧米人の一部ツーリスト以外にはあまり旅行者の利用はないだろう。
また、意外とアップダウンが多い地形、バイクステーションを設置する土地の少なさ、地下鉄の充実具合を考えると、利用者の獲得も、利用者が利便性を感じるほど十分なステーションの獲得も難しそうだ。

参考:

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