2013/08/04

できる部下は自分で考える


前回のエントリーではできる上司について書いてみたので、今回は私が考える「できる部下」について考えてみたい。
ちなみに、私が知る限りではできる上司は元々できる部下であった人が多い。自分ができる部下だったからこそ、できる部下を選ぶ選球眼に優れている。できる部下を選ぶ目があるからできる部下を配下に引き入れ、普通の部下をできる部下に成長させ、そしてチームとしての結果を高めることができるのだ。


できる部下が普通の部下と最も異なるのは、自分で考えて行動を取ることができるという点だ。それが端的に現れるのは、上司に仕事を振られた時のアウトプットの形だ。
普通の部下は、言われたことを言われたとおりに実行して上司に提出して終わりだ。普通以下の部下は言われたことを言われたとおりにこなすことすらできない。さらに私が見てきた普通以下の部下の典型は、もし上司が納期に対して特に注文をつけなければ自分のペースで後回しにして上司に「まだできていないのか」と指摘されると、「だっていつまでにやればいいか教えてくれませんでしたから」みたいなことをヌケヌケと言い出す。

上司が納期について何も言わないのも問題だが、ただ言い忘れているだけの可能性を考えて質問することが最低限必要な部下の対応だ。
仕事の質に関して言えば、言われたことを言われたとおりに実行している間はいつまでも二流または普通の部下だ。できる部下は、自分で考えて上司の期待値を越えるアウトプットを出そうと努力する。

例えば新聞の切り抜きをスキャンして特定のフォルダに保存しておくという、非常に単純な仕事を任されたとしよう。これだけ単純な仕事であっても部下の実力を測るには十分仕事の質に違いが出る。
普通以下の部下は、納期も確認せず放置して怒られる。これは論外。別の普通以下の部下はスキャンがいい加減で文字が潰れて読めないような状態でもそれで済ませてしまう。これも論外。
普通の部下は、ちゃんと読めるクオリティで期限までにスキャンを完了させてフォルダに保存する。だが、言われた以上の事をしようとは思いもつかない。

できる部下は、切り抜きの空きスペースに新聞名や日時、ページ数を入れておく。さらにファイル名にも工夫を凝らし、どの新聞で何の記事なのかが分かり易いファイル名を作成する。上司がファイル名前をつけるときの規則性を勘案し、自分にとってではなくて上司にとって分かりやすいファイル名称で保存する。頭のいい部下は、こっちの命名規則のほうが分かりやすいですよ、と余計なことをしたくなってしまうが、実行するかどうかは上司の器をよく見極めてからだ。


このようにできる部下は自分の考えで、上司が期待するアウトプットよりも価値の高いアウトプットを出そうとする。上司の言外にあるニーズやウォンツをすくい取ることができ、それに応えることができる。
こうしたスキルは上司に対する仕事の質だけでなく、相手が顧客やマーケットであったとしてもやはり有効に活用できるスキルだ。


photo credit: Thomas Hawk via photopin cc

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