2013/08/05

重要度が高まる採用ブランディング

採用ブランディングという言葉は近年よく使われるようになってきた言葉だ。採用ブランディングとは大雑把にいってしまえば、これから就職先、転職先を探そうとしている優秀な人材に自社を選択してもらう確率を高めるマーケティング活動のことだ。

この採用ブランディング、今に始まった活動ではないのだが、ビジネス環境の移り変わりが早まり専門性の高い人材へのニーズが高まるにつれ、最近さらに重要になってきている。新卒領域と中途領域で、採用ブランディングがどのような役割を担っているのか見てみよう。


新卒社員が入社したいと思う企業はどのような基準で決まるだろうか?
やりたいことが明確な学生であれば、それができるのに最も適した場所を選ぶだろうが、実際のところ大半の学生は自分の適性がわからず、キャリア像を持てていないので名前を見知った知名度のある会社を選ぶケースが多い。これは決して学生が責められるべきではなく、キャリアについて学ぶ機会が少ない大学生にとっては仕方のないことだ。こうした事情があり、新卒の人気ナンバーワン企業はよく見聞きするBtoC系の企業であることが非常に多い。

知名度イコール新卒人気度なので、大企業からすれば採用ブランディングはさほど大変なことではない。むしろ、本業がはかどっていれば自然と新卒採用ブランド力は上がる。問題はコンシューマーの目には触れにくいBtoB中小~中堅企業だ。BtoBの情報は学生にはほとんど伝わらないので、それこそ伊藤忠商事のような有名企業でなければ、学生への知名度はほとんどない。

新卒への採用ブランディングは中小企業にとって重要で、主な目的は知名度を高めて名前を覚えてもらうことにある。仕事の内容も面白そうだと興味を持ってもらうことが重要だ。


中途採用の採用ブランディングはどうだろうか。
中途採用においては、ほとんどの求職者が希望する職種や業界に明確な方向性を持っている。明確な意志を持った求職者達に対しては、ビジネスの内容や求められる役割、またそれに対する報酬が明確にコミュニケートされることが一番重要だ。また、求職者はビジネスの内容や役割、報酬という軸で能動的に企業を探すので、募集ポジションごとの情報の精緻さと検索しやすさが重要になる。つまり、ウェブメディアが最適だということだ。


このように、採用ブランディングと言っても一口に定義できるものではない。特に新卒向けか中途向けかという違いが採用ブランディング活動の内容を分ける。


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