2013/08/26

マネタイズ方法を模索する模擬面.com

模擬面.comというサービスが新卒で就活中の学生たちの支持を集めてきている。
模擬面.comは2012年12月にサービスを開始した就活生向けの面接試験問題提供サイトだ。各業界の採用面接でよく聞かれる質問を紹介し、学生が自分で考えた質問の答えを先輩に添削してもらうためのシートを出力できるなどのサービスを提供している。質問を集めた業界は90にも及び、質問数の合計は1500にも及ぶという。

当初はこのサービスを3000円のエントリーフィーで提供していたが、2013年5月からは無料化され、ユーザー数の増加が早まったという。無料化の理由は明言されてはいないが、質問を集めたサイトへのアクセスだけに3000円を払う学生は少なかったのだろう。学生にとっての3000円は、面接でありがちな質問を教えてくれるというサービスとはつり合わないということだ。

収益性が課題

私の見立てでは、このサービスでユーザーから回収できる金額は、せいぜい300〜500円ではないかと思う。スマホなどの有料アプリの値段がこの程度だからだ。就活支援サービスは基本ユーザーである学生から収益を得るモデルのビジネスが少ないため、学生から就活関連のサービスで課金するのは難しいだろう。
それに、有益な情報が日常的にアップデートされるものでもないので、安価な料金を月額で設定するのも難しい。

今はまずユーザーベースの拡大に努めているようだが、今後のマネタイズの方向が難しそうだ。ネットの記事によると、学生への課金を諦めて企業側へ課金するモデルへ根本的な方向転換を行い、広告販売や就活生データの活用、人材マッチングなどの分野に踏み込もうとしているようだ。

参考

より収益性を高めるには

もし私がこのサービスに付加価値を付けるのであれば、最近海外の採用面接で利用されることが多くなってきているビデオインタビューテクノロジーを使用し、模擬面接の評価を行うサービスを提供するだろう。ビデオインタビューとは、予め設定しておいた質問に対して求職者がPCカメラの前で回答し、その動画を通して採用企業側が求職者の面接評価をするためのシステムを提供する。
このシステムを上手く活用すれば、模擬面接を学生が録画し、サービス提供会社が動画を評価してフィードバックするというサービスを実現できるだろう。

模擬面接をしっかりと第三者に評価してもらえる機会はそう多くないため、学生にとっても数千円程度支払う価値はあるかもしれない。また、このサービスから面接準備セミナーなど別商品へのクロスセリングの導線も貼りやすいだろう。


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