2013/09/20

3Dプリントマーケット「rinkak」は製造業を設計業にする?


最近話題になっている3Dプリンター。個人でもCADなどで設計・デザインさえできれば3Dプリンターを使って簡単に商品を作り出すことができる。
言うまでもなく3Dプリンターは最近のトレンドの中でもひときわ市場からの期待が高い。

この3Dプリンター周りで生まれる新しいイノベーションにより、製造業や販売業のありかたに変化の兆しが見え始めている。


今回取り上げるのはrinkakという商品の3Dプリンタで製造された商品のマーケットプレイスだ。
このECショップに並んでいる製品は、どれもまだ製造されていない商品だ。言ってみれば、陳列されているのはタダの設計図である3D設計データにすぎない。いざ売買が行われると、その時初めて製造され、出荷される。
完全に受注生産なのでサイズや色、材質を柔軟に変更することができる。消費者は数々の個性的な商品にさらにカスタマイズを加える事によって、自分好みの商品を購入することができるのだ。

以前からファブレスメーカーという、工場を持たない製造業者という概念は存在していた。だが、rinkakが決定的に違うのは、商品を設計するだけで販売体制が整うということだ。
商品の3Dデータを作成すれば、あとはマーケットに出品して受注すればその設計データを3Dプリンターにかければ製造完了。工場を持たないどころか、メーカーは生産という工程そのものを持たない。

メーカーが設計データを出品する販売形態が広がると、販売側のECショップも役割が相当変わってくる。
ECショップは在庫を必要としないので、店舗レス、在庫レスでPC1台あればショップが完成するということになる。
その代わり、どれだけ集客できるかということがそのショップをライバルECショップの中から選別する条件になってくるだろう。


3Dプリンタと3D設計図マーケットはメーカーと販売店のあり方を根本から変える存在になった。商品は絞られるが、設計以外の全ての行程をアウトソース出来るようになったと言っても良い。
今後3Dプリンタは進化してよりいろんな種類の製品を製造出来るようになるだろう。すると多くのジャンルの商品でメーカー=設計者という時代が来るのかもしれない。

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