2013/09/30

第8回サムライベンチャーサミット 参加雑感

9月28日にサムライインキュベート主催のスタートアップ企業や起業家の交流会、サムライベンチャーサミット(SVS)に参加してきた。2010年から年2回のペースで開催しており、今回で8回目というイベント。会場は品川グランドセントラルタワー内、マイクロソフトのオフィスを借りての開催であった。

参考:

若き起業家たちとスタートアップ企業CEO達の集まりということで、勢いや情熱がやはりあるなあと思いつつ、若干サークルのような内輪な雰囲気もあるなあと感じた。

私がこのイベントに参加したのは、単純な興味半分、もう半分は自分のビジネスに転用できそうなアイディアやパートナーを組めそうなスタートアップ企業がないか、宝探し感覚な目的があった。起業家たちが2分のピッチ形式で自分たちのサービスや近況を紹介するサムライシャウト50をじっくり堪能してきたので、その感想を少しばかり書いてみたい。

ほとんどB2CでB2Bはレア

当たり前の話ではあるのだが、スタートアップ企業のほとんどがB2Cを志向していて、B2Bのスタートアップはほとんどないんだなあ、といった印象を強く持った。ピッチ形式のサムライシャウト50で何十社かの説明を聞いたが、B2Bは片手以下の企業しかなかったはずだ。

B2Bは顧客の性質的に業界にコネクションがないとビジネスを作り出すのは難しい。実際、B2Bのベンチャー企業はその業界に長く身をおいて業界に精通しているベテランが創業者でありケースが多い。サムライベンチャーサミットに参加している起業家は20代から30代の若い人が多いようなので、自然とB2Cビジネスをやっているベンチャーが多かったのだろう。
それに、B2Bの世界ではマーケットより一歩先では進み過ぎで、半歩先くらいでないとマーケットに受け入れられ難い。だからあまり進歩的な若い起業家には向かないマーケットとも言える。

私はB2Bベンチャーのほうが成功率も生存率も高いと考えている。それに、B2Bビジネスは地味でありながら、クライアントを通して国内・国外経済や、社会的インパクトも大きい。だから自分自身がベンチャー企業を立ち上げるならB2Bビジネスが良いと思っている。

プラットフォーム志向

起業家たちの考えを聞いていると、プラットフォーム志向のビジネスが非常に多いと感じた。
どのビジネスもサービスインの段階ではあまりマネタイズについては考えられておらず、まずはユーザーを集めて大きなユーザーベースを作ることを目標にしているようだ。FacebookやLineのように、ユーザーベースを獲得してからマネタイズの方法を考えるというのが昨今のWebサービスビジネスの主流の考え方なのだろう。

昨今のWebサービスベンチャー起業家には、ユーザーベース獲得(流行りの言葉で言えば、グロースハック)できるか、そしてその後にマネタイズすることができるか、という2つの全く異なる課題に対する解決力が求められるようだ。

Webサービスありき

前項のプラットフォーム志向とかぶる話ではあるが、サムライシャウト50で紹介されているサービスのほとんどはWebサービスであった。最近話題になるベンチャービジネスはWebサービス系が多いので、すわ、これに続けという企業が続出するのは無理もない。それに、サムライインキュベートの得意分野でもあるのだろう。

自分でも新規事業を考えるときに、気付けばWebサービスありきで発想がスタートしていることがちょくちょくある。だから自分への戒めも込めて、もっと広い視点で新しい事業アイディアを想像せねばと思うのだ。Webサービスはあくまで手段であって目的じゃないのだから。

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