2013/09/12

舐められないことは重要なのか?

disgusting

ビジネスにおいて相手に舐められないことが重要だ、という言葉を聞くことがある。特に営業出身で出世の階段を登った人がよく言う印象がある。パートナーや下請け企業だけでなく、お客様に対しても舐められるな、と
舐められないことがどれくらい重要なのか。侮られることに甘んじること、そして、舐められないような態度に出ること、どちらがどれだけプラスがあり、マイナスがあるのだろうか。

そもそも舐められない態度というモノを定義する必要があるだろう。

舐められない=高圧的態度に出る

相手に舐められない態度を高圧的な態度と定義したとする。

誰が聞いてもこれは間違った態度だろう。相手が高圧的な態度に対して萎縮するタイプの人間なら、とりあえず言うことを聞いてくれるのだから物事はスムーズにすすむことになるだろう。だが、相手も同じタイプで反発してくるような性格だったらぶつかってばかりでビジネスの話どころではないだろう。

相手が萎縮するタイプの人だとしても、そこにつけ込んで言うことを聞かせているのであれば、それはただのパワハラだ。道徳的にも問題がある。

舐められない=言うべきことを言う
舐められない態度をとして正しいのは、表面上はソフトに、フレンドリーにコミュニケーションを取りつつも言うべきことを言うべきタイミングで言う、という態度であろう。

高圧的な態度に萎縮してしまう人に対しても、反発してしまう人に対しても、フェアな態度だ。そして相手に侮られている状態よりもビジネスが進むことだろう。
ただし、正しいことを言っているだけで良いのかといえばそうではない。正しいことを言うのは必要条件ではあるが、十分条件ではない。もっと相手とのパワーバランスをコントロールする別の要素が働いているはずだ。

舐められない態度が難しい

正しくあることは難しくないが、舐められない態度を取ることは案外難しい。

そもそも舐められない態度って何?という人は少なくないはずだ。特に子供のころから品行方正で友人関係も円満で牧歌的に過ごしてきた人にとっては。学生の頃からヤンキーだったり周りと軋轢を生むような生き方をしていない限り、意識的に相手を威圧するという技術は身につかないだろう。
そういう人は、人から学ばなければならないが、対人関係における行動パターンはそう簡単に変えられるものではない。舐められない態度を身に付けるのはなかなか難しいだろう。

また、侮られないにはどういう対応をすればよいかはわかっているが、行動に出せない人もいるだろう。
何をすればよいか分かっていても、行動に出せない。舐められない態度というのは必然的にある程度威圧的な態度にならざるを得ないので、相手への遠慮が出てしまう人も少なくないはずだ。前述のようにそういう必要性もない環境で育ってきた人にとっては。
一方で、舐められないように態度で示さなければ隙をついてこようとする相手とは一緒にビジネスする価値すらないと考え方もあるだろう。


私の場合、相手への遠慮もあり、またパワーゲームを仕掛けてこようとする人は相手にしたくないという理由で言うべきことを言うタイミングを逃してしまうことがある。反省。
でも、常に威圧的な態度をちらつかせて舐められないようにパワーバランスを配慮しなければならないような相手は、遅かれ早かれトラブルを起こすので一緒にビジネスすべきではないとも思うのだ。


photo credit: Cayusa via photopin cc

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