2013/09/13

なぜ組織は行動指針を作るべきなのか

先日所属してる部署の行動指針を作るというイベントがあった。研修会場を借りて二日間部署のメンバー全員が参加するという力の入れようだ。

多くの企業が行動指針やミッションというものを掲げているが、正直自分達で作り込むまではどうやって日々の行動に活かすべきなのか、その活用方法が分からなかった。行動指針を作った今でも完全に理解できているとは言い難いが、その目的と活用の仕方について考えてみたい。

行動指針とは何か


理想の姿

行動指針という言葉を一言で表現するならば、「理想の状態にある自分や会社が取るであろう行動や考え方」というのがしっくりくるだろう。そこに規定された行動をとることで、理想とする自分や会社の姿が現実になる。

行動指針の主語は個人の場合もあれば、会社や組織の場合もある。会社の行動指針の主語が会社であるか個人であるかは、その企業のカルチャーに左右される。スペシャリストやプロフェッショナルの集まりであると自分たちを認識している企業であれば行動指針は主語が個人になるだろう。逆に、組織としてのチーム力を重視するような企業であれば、会社が守護になるはずだ。

判断に迷った時に立ち戻るもの

行動指針が価値を発揮するのは、判断に迷った時だ。上司に頼らず自分だけで判断しなければならない時、A案とB案どちらも甲乙付け難い時など、適切な判断を下すのに十分な知識や情報が足りない場合に行動指針に頼ることになる。        

日々の行動を規定するもの

もう一つ行動指針が価値を発揮するのは、それが日々の行動をガイドしてくれるからだ。理想の姿に日々近づいていけてるのか、それとも離れているのかは、行動指針と自分の行動のギャップを省みれば分かる。

大きな目標を叶えるためには行動指針は欠かせない。しかも、組織という複数の人間が携わる場では、同じ理想と行動目標を共有するために不可欠だろう。        

行動指針を作る意味

迷いをなくす

行動指針を作る目的は、上記にあげた理想とする姿を実現するためだけではない。

行動指針を定めることで、日々の業務をスピードアップすることができる。なぜなら、行動指針に判断の基準が与えられているので判断に迷うことが少なくなるからだ。それに、皆が正しい判断をできるようになれば判断ミスによる手戻りを減らすことにもつながる。

末端の社員まで正しい判断ができるようになれば、相談に取られていたマネージャーの「死んだ」時間を「生きた」時間にすることができる。そして組織全体の効率化につながるだろう。

行動指針を作ることは自分たちを省みる機会

今回自分で行動指針を作ったことによって分かったことだが、行動指針を作るという行為は自分たちのやりたいこと・なりたい姿を棚卸しするのに最適な方法なのだ。

特に組織の行動指針を作るためにメンバーで集まり喧々諤諤と議論することにより、だんだん目標とする状態が浮かび上がってくる。その具体的なイメージをメンバー全員が共有できる機会はなかなかあるものではない。
どの組織でも理想の姿を言葉で共有することはあるだろう。だが、理想の姿を考えて言語化するというプロセスを経ることで、ただ言葉で聞くだけとは段違いに腹に落ちるのだ。

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