2013/09/26

ニトリのショッピングモールもお値段以上

ニトリモール

「お値段以上」の低価格家具で有名なニトリは、低価格を売りにしたモール「ニトリモール」事業を2011年10月に開始した。
ニトリモールは低価格路線のニトリらしく、テナントもユニクロより低価格路線のGUや、しまむらよりも低価格路線のアベイルなどが入っている。

小売業者がショッピングモールへ参入するケースは珍しいし、あまり成功例を聞いたことがない。だが、ニトリモールはターゲットとする顧客を絞り込んで、その顧客に合わせたテナントを呼び込んでいる。このため、ターゲット顧客のニーズをしっかり捉え、根強いリピート客を生み出し成功する可能性が高いのではないか。


一般的なショッピングモールは高価格帯のブランドショップあり、低価格のブランドショップあり、食品スーパーありと様々なショップが入り乱れている。
いろんな価格帯やジャンルのショップが入っていると、一見幅広い客層の顧客を呼び込めるように感じるかもしれない。

しかし、そんなショッピングモールは高価格路線の顧客にも低価格路線の顧客にも、帯に長し襷に短しで完全にハートを捉えることはできないだろう。どの顧客にとってもそのショッピングモールはそれなりの魅力しかなく、そこで買い物をする必然性がない。他のショッピングモールになびく可能性が高く、リピートも起こりにくいだろう。

一方、ニトリモールのテナントのチョイスは、低価格ながら商品価値が「お値段以上」の店舗を徹底して集めている。高価格路線の顧客は完全にターゲットから外し、低価格に反応する顧客を取り込もうとしていることがよく分かる。高価格帯商品を求める顧客はニトリモールでは満足しないだろうし、そもそもテナントリストを見てニトリモールへ行くのをやめるだろうが、低価格に感度が高い顧客は集めやすいだろう。


企業側の心理としては、顧客を低価格路線の顧客に絞り込むのは怖いものだ。しかし、ニトリは低価格家具の製造販売で勝ってきた経験から、顧客を絞り込んでその顧客のニーズに徹底的に応えることが飛躍につながることをよく理解しているのだろう。
ニトリモールでもニトリと同様、低価格でも「お値段以上」を求める顧客に支持されるだろうと私は予想する。

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