2013/10/15

ミニ軽井沢志向で奮う白馬村


白馬村ペンション

長野県北西部に位置する白馬村。
日本有数の美しさを誇る白馬岳(しらうまだけ)を有し、夏には登山やウォータースポーツ、冬にはスキーやスノボーを楽しめる観光地だ。1998年には冬季オリンピックの会場としても有名になった土地だ。

いわゆるその地の自然を活かした観光地として立脚している村である白馬村。日本中の田舎の村や町は過疎に苦しんでいる中、実はこの白馬村は村民が最近2005年まで増え続けていた稀有な村だった。

なぜ過疎まっしぐらの日本の村の中で白馬村の人口は増え続けたのかと言うと、ミニ軽井沢とも言うべき若い感性を活かした観光地づくりにあるのではないだろうか。

白馬村観光局ホームページのトップ動画を見ていただくと、テーマソング含め若者向け、あるいは若い感性を持ったクリエイターにディレクションされた動画であることがお分かりいただけるだろう。村の観光局のホームページと言えば、なんとも垢抜けない15年くらい前のデザインを多用しているところが多く、ユーザビリティが著しく不足しているようなホームページも多い。そんな中で、白馬村観光局のページはユーザビリティもデザイン性もなかなかだと言える。

実際に白馬の村を歩いてみると、軽井沢のようなヨーロッパ風の小奇麗なペンションが多いことに気づく。ペンションが集まる地域の周辺は瀟洒なデザインの居酒屋を始め、イタリアンレストランや銀座にあってもおかしくないようなカフェも集まっている。おみやげ屋やコンビニもヨーロッパ風の建物にネオンが照らされている。


白馬村の人口動向を見ると1970年代から一貫して2005年まで人口がかなりの勢いで伸びていることが分かる。
白馬村人口動向
出展: Wikipedia
これはバブル期のスキーブームに続き、冬季オリンピックの会場として知名度が上がったことも起因し、堅調に継続的に伸び続けたのだろう。
スキーを中心とした観光業の村や小さな町の場合、得てして古いホテルや代々その地で民宿を営んでいる老夫婦の旅館なんかが多いが、白馬村は軽井沢風の洒落た若い感性の村作りを行っている。その結果、若い人たちの県外からの定住者が増え、人口増につながってきているのではないだろうか。

恐らく2010年の人口の落ち込みはレジャー支出の消費縮小とスキー・スノボーブームの後退による結果だろう。白馬村の次の課題は、いかに軽井沢や湯沢温泉のような東京から近い名スキー場や観光地から限られたパイを奪うかだ。

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