2013/10/18

有料セミナーによって集客に成功した浜松市の地元商店街


浜松市の地元商店街で面白い取り組みが行われている。
地方の地元商店街と言えば誰もいないシャッター街というのが相場だが、「まちゼミ」という取り組みのおかげでお客が戻っているという。
最近市民権を得てきた街コンにあやかったイベントだと思われるが、効果は上々のようだ。

日経MJ 2013/10/14 P.4――――――――――
市街地の小さな万年筆専門店「ブングボックス」で開かれたまちゼミ。 (中略) 店主の山岸かおるさんが熱心に解説する。ゼミではまず万年筆の構造を説明。様々な筆やインクを使って書き味を試した後、部品を組み立てて自分だけの万年筆を作る。 (中略) 材料費500円を支払い1時間半の講座を楽しんだ。
店の前は人通りが少なく、「初めての人が入りやすい雰囲気ではない。ゼミなら遠慮なく入店してもらえる」と山岸さん。ゼミの中身は客の反応を探りながら試行錯誤を続けてきた。その成果もあり、「ゼミ後に蔓延んひつを買いに来る人が増えてきた」と喜ぶ。
――――――――――――――――――――

万年筆のように、なかなか手を出しづらい商品に効果が高そうな集客方法だ。
何年も万年筆を使い続けているような万年筆ファンならば、特に気負うこともなく万年筆専門店にも入れるだろう。しかし、今まで万年筆を使ったことは無いけれどちょっと万年筆に興味があるな、という初心者には入店のハードルが高いのは想像がつく。何か売りつけられそう、とか買わないのに説明してくれたりすると申し訳ない、という心理が働くからだ。

そこへ「まちゼミ」という入店の「大義名分」があると入店しやすい。しかも安価だが有料だというのが良い。
無料だとやはり商品購入を勧めるためのイベントではないかと勘ぐってしまいやすいが、有料だと講座に対する対価を払っているという公平感が生まれるので安心するのだろう。

新しい見込み顧客を獲得するために無料セミナーを開催するのはBtoCでもBtoBでも良くある。だが、有料セミナーというオプションを考えても良いのではないだろうか。有料であることによって参加者の何か売りつけられるのではないかという猜疑心を緩和することができるから、ニュートラルに商品を評価してもらえる。

0 件のコメント :

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...