2013/10/22

三方良しのプリペイドカード

プリペイドカード

最近コンビニで存在感を増している商品といえば、何が思いつくだろうか。
私にはここ数年、プリペイドカードの取り扱いが急激に増えていると感じられる。皆さんもそう聞くとハッとするのではないだろうか。

コンビニをはじめとする小売店でプリペイドカードが売られ始めたのは、私の記憶だとiTunesカードがその走りだったと記憶している。それからソーシャルゲームのMobage、さらにはブログとアバターが有名なAmeba、そして最近流行りのLINEなどのSNSの課金手段としてプリペイドカードが使われ始めたのは記憶に新しい。さらに、以前からギフトカードとしてAmazonのプリペイドカードや、最近では楽天のカードなど、ECショップのプリペイドカードも増えてきている。

静かに盛り上がりつつあるこのプリペイドカード市場。実は、三方良しのビジネスモデルなのだ。


消費者のメリット

消費者のメリットはとてもシンプルで分かりやすい。ネットでクレジットカード決済をしなくても、近くのコンビニで手軽に購入することができることだ。

いくらECが普及してネットでカード決済する人が増えてきたと言っても、やはりまだネットでのカード決済に安心できない人達が相当数存在している。そんな人達にとってはコンビニやその他の小売店でプリペイドカードを購入できるのは大きなメリットだろう。
賛否両論はあるだろうが、学生やクレジットカードを持てないような経済状況にある人でも、ソーシャルゲームやSNSに課金する手段を提供してくれるのがプリペイドカードだ。

発行元のメリット

発行元のメリットは消費者の裏返しと言える。
これまでクレジットカード決済という決済方法がネックになってリーチできていなかった個人に到達できるようになる。消費者のメリットでもあげたが、学生やフリーターはソーシャルゲーム・SNS企業からすると、メインターゲットではあるのだがクレジットカード決済がネックになって課金が難しかった属性の顧客だ。しかし、販路をネットからリアル店舗に、クレジットカード決済から現金決済に広げることで、より多くの顧客に課金する機会を得ることができた。

自社サイトから直販、カード決済と比較すると、小売店にマージンを支払う分若干利益率は落ちるかもしれないが、それ以上に売上と利益を押し上げる効果が大きいだろう。

小売店のメリット

最後に小売店のメリットだが、この仕組みが面白い。
プリペイドカードは、代金を支払ってレジでアクティベーションしなければ使用できないため、いくら店頭からカードを万引きされても小売店は何のデメリットもないのだ。多少仕入原価は発生しているのかもしれないが、額面と比較すれば微々たるものだろう。

どんな小売店でも万引きの脅威に常にさらされているが、販売するまで価値を生み出さない商品というのは小売店にとって非常に都合がいい。
このようにプリペイドカードは小売店も含めて三方良しのビジネスモデルなので、コンビニの苛烈な陣取り競争の中でも勢力を広げ続けているのだ。



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