2013/10/23

楽天の驚くべきスピード

楽天ロゴ

楽天と言えば?と聞かれて最初に頭に浮かぶのは楽天市場だろう。楽天市場は国内企業では規模ナンバーワンのECサイトであり、また、日本から世界へ羽ばたこうとする初のECサイトでもある。
では、楽天市場の次に楽天と聞いて思い浮かぶものは何か、と聞かれたら何を思い浮かべるだろう。恐らく一人ひとりが異なる回答を出すだろう。楽天カードと言う人もあれば、楽天トラベルが先に思い浮かぶ人もあるだろうし、楽天ブックスという人もいるかもしれない。楽天のすべてのサービスを知っている人など、楽天にもほとんどいないのではないだろうか。それだけ多種多様なサービスに凄まじいスピードで手を出している。


身近にこのスピードに触れたのは、ゴールドカードの取得だ。
元々楽天カードは使っていたのだが、海外出張の機会が増えて空港ラウンジを無料で使用できるプライオリティパスに惹かれ、ゴールドカードに申し込んだ。楽天カードを長く使っていたし、借入等もなく属性も悪くはないので問題なく発行されるとは思っていた。それでも転職して会社が変わったこともあり、在籍確認の電話一本くらいあるだろうと思っていたのだが、特に音沙汰なく24時間も経たないうちにあっさり発行OKになったのだ。他のカード会社と比べると恐るべきスピードではないだろうか。

こうした早い・安いサービスはサポートが弱い、だとか品質が良くないと言われやすい。確かに楽天にもそういうところはある。
私が以前アジア圏を旅行したとき、旅行中に気付けばカードが不正利用されていて、旅行先というのもあって肝をつぶした。普段の消費パターンとはかなり異なる使い方をしていたのだが、楽天カードから事実確認の連絡などはなかった。このとき楽天カードの不正利用モニタリングは若干弱いのかもしれないと思ったものだ。
とは言え、楽天の名誉のために事実を書いておくと、不正利用されたのが日本国内のアパレル系ECサイトで金額は20万と高かったのだが、私自身そのカードをアパレル商品の購入に使用しているので違和感のある利用用途とは判断できないのも無理はないかもしれない。それに、不正利用であることを連絡したらしっかり対応してくれた。

そして、何故私がこの不正利用に気付くことが出来たかと言うと、ウェブ上で自分の決済履歴を確認することができるし、決済が発生するとメールで金額の通知が来るからだ。自分の使用履歴が確認できるツールと不正利用に対する保証があるのであれば、セルフヘルプができるユーザーからすればそれで十分だ。24時間のコンシェルジュなど不要で、いざというときの窓口が24時間開いてさえいれば良い。最低限必要なサービスレベルが満たされていれば、後はできるだけ安く、そして早い方が良い。そういうユーザーにとっては楽天は魅力的な選択肢であることが多いのだ。


楽天はECマーケットの場所貸しが主要ビジネスであるにもかかわらず、モバイルネットワークに手を出したり、証券会社や銀行を立ち上げたり、スマートフォンのクレジットカード決済に手を出したりと、恐るべきスピードで新しいビジネスを次々と作り出している。一つ一つのビジネスが必ずしも成功していないが、楽天ポイントというポイントを中心として大きな生態系を形作っている。
楽天という企業がこの先どのように成長していくのか、いち顧客としても、いちビジネスモデルマニアとしても興味が尽きない。

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