2013/10/25

ネイルサロンの早い・安い・うまいを実現するアート

ネイルサロン

早い・安い・うまいを実現したネイルジェルのネイルサロンが好評を博していることを前回のエントリーでは書いた。
言葉にしてしまうと至極簡単なことに聞こえてしまうが、ただただ値段を安く設定すればいいというものではない。利益が得られなければビジネスは続けられない。安い・早い・うまいというビジネスを立ち行かせるためには、安くても利益の出る仕組みや早くても必要十分な品質が担保される仕組みが不可欠だ。

この仕組を実感しやすいのはファストフードの飲食店だろう。私はファストフード飲食店に行ってその見事なマニュアル化された店員の動きを見るのが好きなのだが、海外のファストフード店ではまずお目にかかれないほど整然としている。一人ひとりの役割が明確で、作業のスピードも早く狂いがない。そして店舗もその効率を最大化するように作られている。吉野家とすき家と松屋は同じファストフードの牛丼店だがそれぞれ微妙に異なるオペレーションで、店舗の内装や配置がそれに最適化して設計されている。

前置きが長くなったが、どの業界の安い・早い・うまいの手軽軸の店舗も、必ずその業態でスピードと品質を生み出し、利益を確保する仕組みが存在する。前回エントリーで取り上げたファイストネイルがどのように手軽軸の価値を生み出し続けているのか見てみよう。

デザインカルテの発行

日経MJ(2013/10/23 P.9)によると、ファストネイルに来店したお客はまず店内の備え付けパソコンの前に通され、画面上で希望するデザインを選択する。そうするとそのデザインのネイルのために必要な材料と見本写真をプリントアウトし、カルテを作成する。お客さんと相談しながらデザインを細かく決めていくというスタンスではなく、あらかじめテンプレート化されているデザインの選択肢の中かお客が選択するう仕組みだ。

サイトを見ると、最安値の2990円から値段が上がるにつれデザインの複雑さと必要な施術時間が増している。平準化によって、どのデザインを選んでもらっても必ず利益がでるように調整されているというわけだ。

そして、それぞれのネイリストが今どのネイル作業をしているかが分かれば、満席になったとしても待ち時間を正確に読み込むことがで、顧客サービスのレベルも上がるというメリットがある。

標準化されたツールスタンド

もう一つの秘密は、これもやはり標準化されたツールスタンドだ。
どの施術台でも決まった配置で決まったツールが並んでいる。だからネイリストはどの施術台にあたったとしても迷うことなくいつも作業ができるので、効率が上がるというわけだ。

別のネイルサロンの話にはなるが、3ネイルズというこれまだやはり手軽軸の安い・早い・うまいのネイルサロンでは、ネイルジェルの硬化を早めるために一般的に使われている紫外線照射ではなくLEDを使用している。また、時間のないお客のために混雑状況をツイートすることで、来店したのにすぐに施術が受けられないという顧客の不満を防いでいる。


高級ブランドや高品質な商品というのは、そのブランドや品質をつくり上げるまでに長い時間を要する。そしてそこまでに要した時間に価値が乗っていると言っても良い。だが、早い・安い・うまいのサービスも実はこうした徹底的な効率化や標準化というビジネスのアートを経て実現されているのだ。

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