2013/10/19

クラウドソーシングで成功するかもしれないDelivのモデル 1

クラウドソーシング

クラウドソーシングは人事(HR)という比較的保守的な業界の中で、先鋭的なビジネスモデルだ。
何が先鋭的かというと、企業が人手を必要とした際にこれまでのようにアルバイトを雇用したり派遣社員を受け入れたりするのではなく、そのタスクだけ切り出してアウトソースする仕組みだ。タスクを受けるのはクラウドソーシングに登録している個人事業主で、タスク単位で単価を決めて入札し、仕事を勝ち取るという仕組みだ。

クラウドソーシングの制約

先進的で斬新なビジネスモデルで新しいトレンドを生み出す予感がするのだが、その性質上制約がある。
一つはロケーションに縛られるということだ。荷物の仕分けのような物理的なタスクを発注する場合、現場に来てくれなければ仕事にならない。だから、世界中の人がクラウドソーシングに登録していたとしても、実質的に作業場付近に在住している人だけを対象に募集するしかない。

もう一つは、逆にロケーションに縛られずに発注できる仕事はデザイン、プログラミングやコーディング、簡単なファイル操作に限られることだ。世界中の人々が登録しているのだから、賃金の安い国の人へ仕事を発注すればコストダウンが実現できる。ただし、発注できる仕事はネットのやりとりで完結できるものに限られてしまう。それに、数名〜数十名という合ったこともない人達が一つのタスクのためにプロジェクト的にコラボレーションすることは現時点では困難なため、単純なタスク単位でしか発注できない

クラウドソーシングのマーケット

クラウドソーシングは米国から始まったビジネスモデルではあるが、既に日本でも複数の事業者が立ち上がり、マーケットが拡大しつつある。
日本ではランサーズやクラウドワークス、Yahooクラウドソーシングなどベンチャーのみならず大手ネット企業も参入し始めている。日本のクラウドソーシングマーケットではデザインやWebページのデザイン・作成、アフィリエイトブログのライティングなどのタスクが大半を占めているようだ。

一方、クラウドソーシングの生みの親である米国では、ローカル性の高い仕事、例えば家具の組立手伝いやスーパーでの買い物、家の掃除などを専門的に取り扱うTaskRabbit、そして全国各地に人がいることを逆に利用した全国チェーン店などのオンサイト調査に特化したGigwalkなど、提供価値を絞り込んだバーティカル型のビジネスモデルが生まれている。


Delivもこのバーティカル型のクラウドソーサーの一つで、狭い地域での配送アウトソーシングに特化しているプラットフォームだ。Delivについては次回のエントリーでその強みを解析してみよう。

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