2013/11/17

ネクタイ業界団体の悲痛な叫びは廃れいく業界の断末魔

ネクタイ組合が国のクールビズ施策に憤りを露わにしているようだ。2005年に環境省がクールビズを推進し始めてから、夏場の半年間ネクタイをしない人が増えた。このためネクタイの売上と生産量が激減しているのだ。

クールビズ前の2003年から2013年の10年の間にネクタイの流通量と生産量は激減した。流通量は65%に減り、国内で生産されていたネクタイの数は1/3にまで激減してしまったそうだ。この影響で廃業した流通業者や生産停止に追い込まれる国内工場が増加している。

参考: 国産ネクタイ減少、クールビズで大打撃…業界恨み節「国挙げてのイジメだ」(Yahoo! Japanニュース)

この状況を鑑みて、日本ネクタイ組合連合会という業界団体は時の小泉首相に抗議声明文を提出したという。また、民主党に政権が移った平成22年にはクールビズ廃止の陳情を行った。

こう言っては何だが、電力不足やCO2削減という大きな目標の前に業界のエゴを通そうとする同組合の姿には何の同情も覚えない。努力を怠り問題の原因を自分たちでは解決できなことに押し付けても何も変わらないというのに。廃れ行く業界のテンプレート的な反応ではないか。

あくまでも組合の反応なので、個別の企業の中にはこの時代の変化を機会と捉えて虎視眈々と自分たちのビジネスを変えようとしている企業もあるはずだ。そして組合と同じように責任を国や社会の変化に押し付け、自分たちは無力だと嘆くだけで何もしない企業もあることだろう。きっと数年もすれば全社の企業は伸び、後者の企業は無残に消えていくことだろう。


協同組合の声明によると、「ネクタイを外しただけのだらしない格好は国際社会の中でみうけられません」ということだ。TPOによるが、欧米でもビジネスの場でノーネクタイがかなり定着しているし、不快指数で言えば世界でもトップレベルの日本の夏にネクタイをしてスーツを着ているのはただただ異常と言わざるを得ない。それで汗だくになっているなら見ていて不快なだけだ。

ゴネ得を目指すのは業界団体の本質的な姿と言えるのかもしれない。だがこの反応をみるとこの業界の先行きは暗いとしか思えない。

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