2013/11/27

スマートフォン決済

新しいビジネス好きとしては触れないわけにはいられないスマートフォン決済ビジネス。遅きに失した感はあるが、プレイヤーが出揃って手数料値下げ競争にも歯止めがかかったようだ。
スマートフォン決済のと言えば、始まりはiPhoneのケースとしてクレジットカード読み取り機を搭載して2010年頃にスマートフォン決済を開始したペイメントマスターであった。それから3年たち、Paypal HereやSquare、楽天のスマートペイ、Coineyなど、多くの類似サービスが出現していている。


スマートフォン決済は、明らかにクレジット決済業界における破壊的イノベーションだ。

ウェブでちょっと検索をしてみると、中小の小売店や個人店が顧客サービスとしてクレジット決済を可能とするために加盟店に入ろうとすると、5-6%という店舗運営に支障が出るほどの手数料を要求される。これに対し、Coineyなどのスマートフォン決済は顧客の規模にかかわらず、3.24%~3.25%という手数料プランを出していることが多い。楽天スマートペイはさらに踏み込んで、ユピレジというiPhoneレジアプリとセットで利用すればさらに手数料を1%割り引いて2.24%とするプランを発表した

こうなるともはや数店舗の小さなレストランや販売店、個人店レベルの店がクレジットカード加盟店になるよりもはるかに利率が低い。しかも、支払いサイクルはクレジットカード会社と同等か、それよりも早い。例えば純国産のスマートフォン決済サービスのCoinyでは、月に6回締めがあり、入金は15日後だ。現金決済とは比べるべくもないが、一ヶ月未満の支払サイクルというのはかなり早い。


一つ不思議に思うのは、明らかに自分たちのビジネスを破壊されているクレジットカード会社がなぜ表面上スマートフォン決済に対して敵対的な対策を仕掛けないかということだ。スマートフォン決済の広がりはクレジットカード決済手数料率を全体的に押し下げる効果があるはずだ。買収を仕掛けたり、ロビー活動を仕掛けたり、そもそもスマートフォン決済は受け付けないという手も打てるはずだ。

恐らくクレジットカード会社も、スマートフォン決済を受け入れることによって小規模店へのリーチが広がることに魅力を感じているのだろう。クレジット決済端末を導入できない小規模店が世の中には沢山あるはずで、その長大なロングテールの潜在的な決済ニーズはかなり大きいはずだ。

また、大手の小売店などでは1~2%という決済手数料をオファーしているようなので、3.24%になったからといってさほど収益率に与えるインパクトはないと判断したのだろう。それよりロングテールにアクセスできることのほうが魅力的だったということだ。
 
  

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