2013/12/06

スマホ+デバイス+サービスがこれからの勝てるビジネスモデル

fitbit

もはやこんなことを言うのは時代遅れな気もするのだが、日本のスマホ普及率が高まっている。調査によっては全年齢で30%〜50%というばらつきがあるのだが、30%という数字でも相当な普及率だ。2,30代に限れば7割ほどの所有率になる。通勤の電車の中ではほぼ100%くらいの普及率ではないかと思うほどスマートフォン利用者は多くなっている。

完全にスマホが生活のインフラとして定着してから、ビジネスもスマホを中心に広がっている。アプリ販売、モバイル広告、SNS、モバイルEC、ジオフェンスを利用したサービス、ビジネスツール、と上げるとキリがない。日々新しいサービスが脚光を浴び、その裏で日々多くのサービスが誰にも知られずに消えていく。

そんなスマホ周辺のビジネス界隈で、どうも勝ち筋になりそうなビジネスモデルがある。それがスマホ、プラスアルファのデバイス、そしてサービスを連携させるビジネスだ。このビジネスモデルが一番顕在化しているのはfitbitを始めとしたライフログガジェットを使ったヘルスケアビジネスだ。

■スマホ単体では得られないデータ

fitbitのようなライフログガジェットは何がスペシャルなのか。

それはスマホでは取得できないデータを取得できるということだ。スマホには方位磁針、水平センサー、加速度センサーなど、環境情報を取得する装置が付いている。しかし、スマホでは歩数や消費カロリーや睡眠を計測することはできない。例えスマホにこれらのセンサーを取り付けることが技術的に可能になったとしても、蛇足すぎてそんな余計なセンサーを付けることはないだろう(歩数計は付いているのもあるみたいだけど)。

こうしたセンサーデバイスはスマホとは独立してデータを取得し、そのデータを使ってスマホ上で分析や記録、加工することができる。こう聞くと無味乾燥でその価値がわかりにくいが、fitbitが常に歩数やライフパルスを記録し続け、それを使って健康状態を管理する。さらに、今の生活習慣をプロが診断しておすすめの運動を提案してくれるサービスが付くとすれば、使ってみたいとも思うだろう。

■新しく得られたデータを使ったサービス

スマホ+ライフログガジェットのビジネスモデルの本丸は、そこに接続するサービスなのだ。いくらfitbitでライフログを取得したとしても、それを分析・記録するだけで喜ぶのはガジェット好きのアーリーアダプターだけだ。得られたライフログを分析・記録して、それをさらに利用者の視点で価値のあるサービスに転換できなければ、マジョリティのユーザーには縁のない商品だと思われ廃れてしまうのがオチだ。逆に、そのサービスがユーザーの琴線に触れさえすればビッグビジネスになる可能性を秘めている。

今ライフログ系が流行っているのは、ユーザーたちの共通のペイン(課題)が健康問題にあるからに他ならない。そしてユーザーたちの別のペインに着目したスマホ+デバイス+サービスのビジネスモデルはこれからも生まれ続けるだろう。

今その兆しが見え始めているのはスマホ+スマホ対応玩具+知育というビジネスだ。この競争が激しい時代に子を持つ親にとって、我が子を早い内から英才教育して弱肉強食の時代を生き残って欲しいと思うのは共通の願望だろう。そんな教育熱心の親たちにとって、子供が幼いうちからデジタルガジェットに慣れさせつつ知能を高める玩具があれば、気にならないはずがない。

今のところスマホ+玩具のスマートトイというカテゴリーでしかないが、すぐにそこに知育サービス要素を組み合わせたビジネスモデルが生まれるだろう。



これまではスマホ上でどのようなアプリを動かすか、スマホとサーバを接続してどのようなサービスを提供するか、という観点でスマホ周りのビジネスは発展してきた。だが今後はスマホ+デバイス+サービスというのが勝てるサービスの雛形の一つになるだろう。
 

  

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