2013/12/31

キャリアはプロセス型とナレッジ型のスキルで磨く


2013年の最後の日ということで、皆様も今年の反省と来年の目標を考えているところでしょうか。

今年は個人的に、初めて転職をしたということもあって色濃い一年だった。初めて転職して思い直したことは、やはり人間ずっと同じ会社にいるものではないなということ。みんながみんな転職したほうが良いというわけではないが、少なくとも仕事と人生の両方を楽しみたいに人にとっては転職はマストだろう、と。


今年転職して8ヶ月、最も痛感したのは一人ひとりがキャリア形成に対して能動的に取り組んで自分のスペシャルティを持つことの重要さ。そしてそれを活かすこと。

私は以前のIT業界とは全く違う人材業界の事業会社に、同じ事業企画・開発という役割で入社した。つまり、業界知識はゼロではあるが、そのポジションに求められている役割のプロフェッショナルとして転職したのだ。当然入社してからの数ヶ月は人材業界の常識をキャッチアップしつつ、事業開発ということで人材業界最先端のビジネスモデルを考えなければならなかった。いくつかビジネスアイディアは提案してみたものの、すでに試されて失敗したものや、実現性の観点から既に却下されたものが多かった。付け焼き刃の知識ではなかなか的を射た企画を出すのは難しい。実現性の低い突飛なアイディアになってしまうか、既存ビジネスの延長線にすぎない、新規事業というより既存事業の新規商品や新規企画レベルの粒感のものになってしまうことが多かった。

事業企画という観点ではもっと時間をかけて業界の知識を吸収しつつ、どっぷり業界に使っていない人ならではの発想を大切にして両者を近づけていくというプロセスが今後必要になるのだと思う。


その一方で、新規事業を開発するというプロジェクト推進では役に立つことができた。これは以前IT企業時代に新規事業開発経験から身についていたスキルを、人材業界でも水平展開することができたということだ。プロジェクト推進のようなスキルはプロセス型のスキルなので水平展開ができる。プログラミングや財務スキル、経営スキルもプロセス型のスキルと同じなので水平展開できるスキルと言える。今後はこうしたプロセス型のスキルを習得してアピールできることが個人のキャリア形成にとって不可欠だろう。


じゃあIT企業で身に付けたナレッジ型のスキル、私の場合はITインフラのスキルだが、これが役に立たなかったかというと、まったく正反対で大いに役立った。得てしてナレッジ型のスキルは垂直的で、その業界の中で転職しないことには活かされないと思われがちだがそんなことはない。卑近な私の例で恐縮だが、人材業界でも新しい事業を検討するときにIT抜きに考えることはできない。むしろ新しい事業を考えようとすれば、9割のアイディアは自ずとITのちからを借りたビジネスアイディアになるものだ。私のITインフラスキルはIT業界の中で言えば初歩レベルのものだが、これが人材業界で新規事業を考えるときに求められるレベルとしては必要十分で大きな強みになっている。

だがこうしたナレッジ型のスキルはただ持っているだけでは相手に伝わらないので、自分でそのナレッジ型スキルがどう役立つのか、きちっと採用面接の場なりで説明できなければならない。このあたりは私もキャリアコンサルタントに非常にお世話になった部分だ。


散発的な文章になってしまったのでまとめると、仕事をライフワークとして楽しんでやりたい人は良い転職を重ねて経験の幅を増やしましょうということと、自分のプロセス型のスキルとナレッジ型のスキルを整理して、最終的なゴールを見据えて何を身に付けていくべきか考えましょうということ。キャリア形成なんて言うと漠然としていてわかりにくいが、この二つに分解して自分を棚卸しすること。そして、数年〜数十年の長期目標、それから来年の目標へと落としこんで努力していきましょうということ。

来年も皆さんへハッピーなビジネスライフが待っていることをお祈り致します。
 
 

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