2013/12/13

また一つインドネシアで奮闘する日本のタイムマシンスタートアップ「Jobnext」

Jobnextロゴ

前回のエントリーで、インドネシアに価格.comビジネスを持ち込んでタイムマシン経営を実践しているPricebookについてエントリーを書いた。まだサービスを開始したばかりで成功するかどうかは未知数だ。
そして、人材領域でも採用者にお祝い金を渡すことで求職者を集めているリブセンスのビジネスモデルを、同様にインドネシアに輸出してタイムマシン経営しようとしているStartupがある。それが「Jobnext」である。


Jobnextがマーケットとするインドネシアは、Job Streetなどの大手求人メディアが存在しているが、まだまだこれから成長するマーケットであるがゆえに参入の余地があると踏んだのだろうか。Jobnextがお手本としているリブセンスのビジネスモデルは、成功報酬型の課金モデルということで、掲載課金の従来型求人メディアとは根本的に異なるビジネスモデルだ。単純な話、掲載するだけでお金がかかる従来求人メディアは初期のハードルが高いがために、クライアントの獲得が難しく多くの営業リソースを必要とする。一方でリブセンスが他の成功報酬モデルは、採用が確定するまでお金がかからず無料だから顧客獲得のハードルは低い。だから営業リソースの省力化が可能になる。

参考エントリー:

サイトを見たところ、Jobnextはリブセンスのコピーでありながら対象としているマーケットはアルバイト採用ではなくて正社員採用の領域だ。これは妥当な判断で、以前国は違うがフィリピン人にアルバイト採用の通例を聞いたところ、縁故採用や張り紙を見て直接働きたい企業に訪問するというのがメインストリームだそうなのだ。恐らくインドネシアも似たような状況。であれば、アルバイト採用ではまだまだ市場が成り立たあないため、正社員採用に切り替えたということだろう。

しかし、正社員領域の採用では、すでに日本の大手人材系も斡旋事業を展開している。斡旋事業はJobnextの領域と競合するが、斡旋事業者はインドネシアに進出する外資系企業がメイン、Jobnextは現地企業や外資系の中でも現地化が進んだ企業が利用する、という住み分けになるのではないだろうか。お金があって優秀な人材を必要とするインドネシア進出外資系はプロの目でスクリーニングされている斡旋を好む可能性が高いはずだ。その他のあまり採用にお金のかけられない企業がJobnextを利用するという構図になるだろう。

Jobnextはリブセンスと同様、採用お祝い金を制度を設けていて求職者側にとってはメリットが大きい。とは言うものの、大卒者やエリートの優秀な人材は一時金よりもハイクラスな仕事を求めるはずなので、Jobnextにどれだけ優秀な人材が集まるかは未知数だ。

Jobnextの成功は、かたやどれだけ優秀な求職者を数多く集めて精度の高いマッチングを企業に提供できるかという求職者側の集客と、どれだけ求職者にとって魅力的なハイクラスな募集を企業から集められるかというクライアント企業の集客の問題という、両天秤の問題を解決できるかにかかっている。
 
関連エントリー:

参考:
 
  

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