2013/12/07

虎の威を借るグロースハックがユニークなkamcord

kamcordロゴ

日本にも結構StartupとVCの出会いの場所のようなイベントが結構あって、Infinity Venture Summit 2013 Fall Kyotoもそのうちの一つだ。私はStartupでもVCでもないのでイベントに参加したわけではないのだが、The Bridgeのレポートにあった一つのStartupがとても面白い。kamcordというゲーム攻略動画共有サイトだ。


kamcordはゲームデベロッパー向けにAPIを提供していて、ゲームデベロッパーがそのAPIを使ってゲーム内でリプレイ動画の録画とkamcordのサイトへの動画アップロードを実装する。ゲームのプレイヤーは特に新しいツールやアプリを導入することなく、ゲーム本来の機能としてリプレイ動画の録画とシェアができるのだ。

ターゲットの設定が面白い
kamcordの面白いところは、ゲームプレイヤーというゲームデベロッパー以外がなかなかリーチできないコンシューマーをターゲットにしていることだ。彼らは、自分がクリアしたりハイスコアを獲得したことを誰かに知ってもらいたがる傾向にある。LINEやFacebookでも時たまゲーマーの友人からタイムラインにゲームのスコアが流れてくるという経験は誰しもあるだろう。だからkamcordはそんなゲーマーの自己顕示欲を満たしてくれるサービスだ。

ゲーム攻略動画を共有したいユーザーはライトユーザーとヘビーユーザーに分かれるだろう。ヘビーユーザーはいわゆるマニアとかオタクと呼ばれるようなニッチな人達だが、それだけに利用頻度やロイヤルティが高そうだ。また、ゲーム内課金に対する抵抗感が低いだろうからマネタイズの可能性も高い。

ゲームディベロッパーまかせの寄生型グロースハック
kamcordの面白いところその2は、決して自分たちでグロースハックを行なっていないという点。多くのWeb差サービス系Startupはどれだけユーザー、ひいてはファンを集められるかがビジネスの成否を大きく左右する。だからこそユーザーを獲得するために大量の資源を投入する。

一方kamcordは、自分たちでユーザー獲得を行わず、ゲームディベロッパーにのっかってユーザーを獲得する。kamcordはユーザーがゲームの攻略動画をシェアしたら自動的に自分たちのプラットフォームのユーザーになるよう罠を仕掛け、その罠をゲームデベロッパー経由でばらまいているのだ。

この手のビジネスモデルはとにかく何人も人を集めてその内の数%のコンバージョンからすべての収益を稼ぎだすモデルなのだから、母数が重要。それを他人任せにして質の良いユーザーを獲得できるのは超強い。

マネタイズの方法は?
今のところマネタイズの方法は決まっていないようだ。だが、プラットフォームビジネスの原則に従えば、とにかくまずユーザーを増やし、次に商品を用意すればなんとでもなるだろう。AARRRモデルの原則に従えばいい。
どんな課金方法があるかとブレストしてみると、アップロードできる動画の質が上がったりコミュニティを作成できるプレミアムアカウントや、他のゲームへ誘導することによる紹介課金、単純なゲーム広告などが考えられる。

関連エントリー:
 

  

0 件のコメント :

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...