2013/12/26

ユザワヤとStores.jpの理想的な事業マッチング

Stores.jpスタートキット

手芸用品店のユザワヤとStores.jpが提携を発表した。ユザワヤは手芸用品の品揃えでは恐らく国内ナンバーワンの小売店で、手芸好きの人なら一度は行ったことがあるだろう。私も一時期革細工にハマっていた時によくお世話になった。一方、Stores.jpはCtoCのネットショップを簡単に作成できるサービスを提供している、今勢いのあるスタートアップだ。

この2社の提携内容はというと、(1) 手芸作品専門のCtoCマーケットプレイスのユザワヤマーケット開設、(2) Stores.jpのマーケット開設キットの販売、(3) ユザワヤが要する手芸ファンのSNS「ユザワヤフレンドクラブ」との連携の3点だ。この内容を見ても、稀に見る取り合わせの良い2社の提携だ。

前述のとおり、ユザワヤは手芸ファンの間では非常にメジャーな店で、自分で手作りした手芸品を販売することに興味のある消費者がたくさん集まる場所だ。そんな人達にとって、自分たちの商品を販売して世の中に知ってもらいたいという願望を持っている人は多いだろう。しかし、手芸ファンの層はあまりネットリテラシーが高くないであろうことは容易に想像できる。そんな手芸ファンにとってとても簡単にネットショップを解説することができるStores.jpは取り合わせが良い。しかも、手芸ファンの総本山であるユザワヤがマーケットプレイスを開設すれば、出展者・購入者ともに利用者を集めやすい。


また、Stores.jpのマーケット開設キットというソフトウェア・パッケージ(エントリーのトップ画像参照)をリリースするのも面白い。恐らく利用者がPCやネットに馴染みがない人たちであることを想定し、システム利用料というよく分からないものにお金を出したくないという彼ら彼女らの心理に配慮して、あえて物理的なパッケージを作ったのだろう。話はそれるが、ネット回線のスピードが早くなりもはやソフトウェア販売はダウンロード販売で事足りるのに未だに大きなパッケージでソフトウェアを販売しているのは、実体があるものでないとお金を出したくないという新しい価値観についてこれない人達のためだ。

手芸ファンは女性が多く、しかもシニアなファンも多いだろうからパッケージを用意したのは妥当な選択だと言えるだろう。また、今後はユザワヤマーケットへの出店実演会のような催し物がユザワヤ店舗で開かれて、手芸ファンを取り込んでいくことだろう。


提携の仕方としては、地味というか、派手さはないのだが、手芸ファン、ユザワヤ、Stores.jpの三方良しが実現されたシナジーのある業務提携だ。
 

  

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