2013/12/08

企業の内情をガラス張りにすGlassdoor、転職会議、 Vorkers

top secret

インターネットは本質的に情報共有のために生まれた仕組みだ。そんな仕組みがあれば、これから就職する先の企業の内情を知りたいという考えも生まれてくるだろう。そしてこれに呼応するようなWebサービスが存在している。企業の内部情報を現職や退職した社員が投稿し、就職希望者達がその情報を閲覧する「企業口コミサイト」だ。


企業口コミサイトのメインプレイヤーは、海外では「Glassdoor」、国内ではリブセンスの「転職会議」と株式会社ヴォーカーズの「Vorkers」が有名ドコロだ。
Glassdoorは190カ国以上の30万社に及ぶ企業の口コミデータを保有している。規模で言えば間違いなく世界最大の口コミサイトだろう。転職会議とVorkersは国内企業のサイトだけあって国内企業の情報が充実している。

誰のための口コミサイトか

果たしてこうした口コミサイトは誰のために存在するのだろうか。

いちばん親和性が高いのは転職を考えている社会人だろう。そして次に新卒で就活中の大学生だろうか。これから転職しようという人は、現職の会社に何かしら不満を持っていて、給与・待遇だけでなく、その企業の社風やチャレンジングな仕事があるかどうか、という仕事の質に問題意識を置いている人も多いだろう。だからこそ、企業の内情をインサイダーから聞くことができるサイトというのはバリューが高い。

新卒で就活している大学生にとっても、エントリー先の内情をインサイダー情報から得るのは有益だ。だが、そもそもどういう社風や仕事環境を自分が求めているのか、ほとんどの大学生はイメージを持っていない。だから、転職者ほど内部情報をありがたがらないだろう。

口コミサイトの目指す姿

企業口コミサイト運営者はどんなミッションをもって企業口コミサイトを運用しているのだろうか。

運営者内部の人の聞いたわけではないのだが、企業口コミサイトの起業家たちは転職先を探している人と対象の企業内部の情報格差に大きな課題意識を持っているのだと思う。私自身転職活動をしていた時、紹介された企業の生を情報を得るのに苦労した覚えがある。転職エージェントの話を聞いてもあくまでも先方企業の窓口の人からもたらされた「外面の情報」なわけだし、本当に知りたいことを知るのは難しかった。

そこで私は転職会議にたどり着いて情報を得たわけだが、当然ながら同じ企業のことを語っていてもレビューを書く人によって180度違う感想があったりする。でもそれが当たり前の話で、皆が皆同じ企業に対して同じ感想を持つわけではない。それでも多種多様な意見を聞くことでその企業のことがぼんやりと深く分かってくる。そのとき企業口コミサイトは新しい転職活動・就職活動のメインプラットフォームに変わっていくのではないかと感じたのだ。


今のところ企業口コミサイトの事業モデルはサイトからの就職メディアへの総客などで成り立っているようだが、そのうちこうした企業口コミサイトが独自の転職エージェントサービスやレジュメ応募機能等を備え始めるだろう。既存の転職エージェント業界にとっては大きな脅威になるだろう。
 
  

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