2014/01/06

2014年のトレンドの一つはグロースハックツール

グロースハック

2013年に話題となったトレンドの一つ、グロースハック。元々の意味は会社の成長(Growth)をつきつめる(Hack)ことだが、Webサービス界隈でよく使われる言葉なので、サービスを利用してくれるユーザー(の卵)を獲得するという意味合いで使われる事が多いようだ。

2014年ではさらにこのグロースハックという概念が定着し、Webサービス向けやモバイルアプリ向けのグロースハックのためのサービスが続々と出てくるだろう。その筆頭となるであろうグロースハック系ツールのプロバイダーがサイバーエージェント子会社の「シロク」だ。

シロクは2013年後半にグロースハック系ツールを3つ立て続けにリリースした。スマートフォン向けにプッシュ通知を行いユーザーのレスポンスを測りA/Bテストを実現するGrowth Push、モバイルネイティブアプリのデバッグを効率化するGrowoth Debug、そして共通ポイントプラットフォームをアプリ利用者に提供するGrowth Pointの3つだ。中でも2014年のトレンドを先取りしているのはデバッグ効率化のGrowth Debug、そしてポイントプラットフォームのGrowth Pointだろう。

デバッグ系のツールではKaizen Platformのほうが一歩先へ進んでいる印象だが、UI/UXの重要性が重視される昨今、2014年はさらに伸びるだろう。開発ツールや開発向けサービスが充実してきたおかげで、一つパズドラのようなヒット商品が生まれると、数ヶ月と待たずに類似サービスがすぐに市場を埋め尽くす。そんな競争環境においてはユーザビリティの重要性が改めて問われているのだ。このトレンドは引き続きベンチャー企業の重要な課題であり続けるだろうから、今後もA/BテストやUI/UX改善系のツールはたくさんリリースされるだろう。

とは言うものの、Kaizen PlatformのPlanBCDもシロクのGrowth Debugも、その本質としてはDebug・UI/UX改善の工数付加と期間短縮に付加価値があり、クラウドソーシングや人材派遣という形でアウトソースすることが差別化のポイントになっている。こうした労働集約的な要素があると、品質を担保するためのマネジメント力や質の高い人材の集積が資産となる。この資産はより多くの経験と規模を持つ企業に貯まり、後発企業が追い上げるのは難しくなるので、先行企業がそのまま逃げ切る可能性が高いと思う。

グロースハックのためのポイントプログラムとの連携も面白い試みだ。だが、シロクのGrowth Pointは独自のポイントマーケットに閉じている試みなので、スケールさせるのが難しい。誰だって何種類ものポイントを集めたくはない。Tポイントなどのメジャーなポイントプラットフォームと組むことができればスケールできるだろう。


2014年はこうしたグロースハック系ツールが数多く生み出され、そこから他の既存サービスとの連携や合併が広がることだろう。
 
 

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