2014/01/21

Blackphoneは売れる。これでなければならない、という「必然性」があるから

Blackphone

Blackphoneという世界で最もプライバシーの強固なスマートフォンがまもなく発売される。BlackphoneはSilent Circle社とGeeksphone社の共同開発製品で、今年の2月24日にスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congressで正式に発表され、予約販売を開始する。


この製品イメージからして物々しいBlackphoneは、Androidをベースにプライバシー機能を強化した「Private OS」が搭載されている。説明によると、VPN接続によりBlackphoneの利用を秘匿し、セキュアな電話、テキストメッセージ、ファイル保存、ビデオチャット、ウェブブラウジングなどができるようだ。


現時点ではBlackphoneの秘匿性やセキュリティの堅牢さはまだまだ未知数だ。だが、発売後すぐに多くのテック系サイトで取り上げられ、その検証が行われるだろう。その結果大したことない製品であることが露呈すればすぐに皆興味を失うだろう。しかし売り文句の通りの性能を秘めているのだとすれば、爆発的なヒットをするのではないかと思う。スマートフォンを導入したいけどセキュリティが気になっていた企業は間違いなく興味を示すだろうし、スマートフォンでバンキングや決済を活用するテクノロジー好き、スマートフォンが欲しいけどセキュリティが怖くてなかなか踏み切れない個人など、大きな反響を得るはずだ。


なぜそれだけBlackphoneに期待するかというと、コンセプトが超明確だからだ。売れる商品にはどうしてそれが欲しいのか、という明確な理由が存在している。
スマートフォン単体で見れば圧倒的に大ヒットしているiPhone。なぜAndroidではなくiPhoneを使い続けるのかと聞かれれば、デザインが良いから、とかAndriodスマートフォンみたいに安っぽさがないから、とかインタフェースの動作があたかも脳に直結しているように感じるから、とかiPhoneであることに必然性を感じてを利用している人が多い。OSシェアで言えばAndroidのほうがシェアが高いが、単体製品でiPhoneに比肩できる製品が見当たらないのはiPhoneのようにその製品である必然性を持つ製品がないからだ。

これまでもTaizenやFirefox OSのように、iOSとAndroidのモバイル支配に一石を投じようという商品はあったが、決してその野望は叶わなかった。iOSとAndroidに慣れた人たちが、新しいOSに乗り換えるインセンティブが何もなかったからだ。

そして、このBlackphoneにはその必然性がある。圧倒的にセキュリティが高いスマートフォンというのは誰もが望んでいて、何故か今まで決して作られることがなかった。今からそのリリースと反響が楽しみな製品だ。
 
 

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