2014/01/24

クラウドソーシングのランサーズがビジネス向けサービスを開始した

ランサーズ

クラウドソーシングプラットフォームを提供するランサーズは、Lancers for Businessというエンタープライズ向けのサービスを開始した。

もちろんこれまでも企業がランサーズを利用してフリーのデザイナーやウェブサイトデベロッパーへ発注することはあったが、あくまでも企業対個人の契約になっていた。このため、中小企業やスタートアップ企業を除いては、個人とプロジェクト単位で業務委託を発注するのが難しい企業が多かった。
Lancers for Businessでは、どうやらランサーズが顧客企業向けの窓口として業務を受託し、フリーランサー達が実働するというビジネスモデルになっている。この仕組のおかげで大手企業もだいぶ利用しやすくなっただろう。企業はどうしても契約の相手方に品質保証や損害賠償規定を求める必要があるから、相手が個人ではやりにくいという課題に対処したかたちだ。


ランサーズ含め、クラウドソーシング業界は順調に進化を遂げてきているようだ。労働力をクラウドソースするというビジネスモデルは、そもそも顧客が企業であることを前提としている (個人が個人に発注するという世界観も思い描いているかもしれないが、それはもっと先の未来だ)。しかし、これまでの企業が個人と契約するという仕組みは、どうしても普及を妨げる問題になっていた。

また、ちょっとした仕事を一人のフリーランサーにアウトソースするならまだしも、短期間に大規模の労働力が欲しいというクラウドソーシングの本質的な価値に対する要求に、クラウドソーシングは応えられていなかった。突発的に100人の労働力が必要なときに、クラウドソーシングでは一々個人と契約しなければならない。それならば企業は当たり前のように業務委託を選ぶ。Lancers for Businessはこの契約の煩雑さというクラウドソーシングの弱点も克服した。逆に言うと、受託型事業者との違いはソーシングの方法の違いだけになったと言っても良い。

コンプライアンスの問題やフリーランサーとランサーズの責任分解点をどうするのかなど、多くの課題があっただろう。だが、それを乗り越えて普及の妨げになっていた一番の問題を解消できたのは大きい。
2014年はクラウドソーシングは大きく成長する年になるのではないだろうか。そして、ITエンジニアの特定派遣やウェブデザインやデザインの受託ビジネスをしている企業は競争環境が熾烈になることが免れない。
 
  

0 件のコメント :

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...