2014/01/07

新しい変化に敏感な吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

OmO

吉本興業グループのよしもとクリエイティブ・エージェンシー(YCA)は、youtubeにタレント発掘プラットフォーム「OmO」を設立した。OmOはYoutubeのマルチチャンネルネットワーク(MCN)という仕組みを活用している。MCNは言わばTV局のようなものであり、YCAが作ったジャンル(≒番組)へ素人が自分の動画を投稿するという仕組みだ。YCAのMCNにユーザーが動画を投稿すると、吉本ファンの視聴者の目に触れる機会を手に入れることができ、さらにマネタイズまでできるのだという。

YCAの思惑としては、素人から新たな才能を持った人材を発掘できるという点と、エンターテイメントの総合商社としてのブランド価値を磨くことにあるのだろう。

素人の才能を発掘するという意味では、Youtubeは既に多くの有名人を排出してきた。世界的な有名ドコロをあげれば、Twitterフォロワー数世界一位のジャスティン・ビーバーは素人時代にYoutubeへ投稿していた動画をきっかけにスターダムをのし上がった。これからもYoutubeは世界的なスターを輩出するプラットフォームであり続けるだろう。

そしてOmOの試みの面白いところが、吉本と言えばお笑いだが、お笑いに限らずファッションや音楽、グルメと言ったジャンルにも手を広げているところだ。お笑い以外に手を広げている理由は、お笑いタレント養成所から総合タレント事務所への変貌という目的もあるのかもしれないし、総合エンターテイメントプロバイダーになろうという壮大な目的があるようにも思える。個人的には後者だったら面白いのだが、これはこの先のOmOを見守らなければ分からない。


吉本興業は、実は創業100年を超える歴史のある企業であるにもかかわらず、OmOのように新しい世界にアジャストし続けている。時代が変われば笑いの質が変わる。笑いをリードし続けながらも時代によって笑いが変わることを謙虚に受け入れてきたことの証だろう。だからこそ今の地位を築いており、これからも総合エンターテイメントプロバイダーとして輝き続けるのではないかという期待をしてしまう。

YCAの柔軟さは、大手企業が忘れがちな「時代の変化はいつも正しい」という原則を思い出させてくれる。
 

  

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