2014/03/21

Echelon 2014 日本Satelliteに参加してみた

Echelon日本Satellite

Echelon 2014 日本Satelliteというイベントが2014/3/14にNTTドコモベンチャーズのオフィスで開催された。このイベントはアジアのテック系スタートアップに投資するe27が開催するイベントで、アジアのテック系スタートアップ12社が登場した。6月にシンガポールで開かれる本番のEchelon2014の前哨戦みたいなものだ。

まだマネタイズのプランもない荒削りなスタートアップもあれば、既に100社程度に導入が進んでいるスタートアップもいるなど、結構幅広いステージにいるスタートアップが参加していたが、以前参加したサムライスタートアップ?よりも全体的にクオリティが高い。サムライスタートアップ?ではそのサービス一体誰が使うの?レベルのものや、そもそもこれから作ります、というものが多かった。スタートアップピッチはまだ数えるくらいしか見たことがないが、結構イベントによってバラつきがあるものなんだと認識した。

時間の関係で全てのスタートアップは見れなかったのだが、幾つか面白いスタートアップや発見があったので、シェアしてみたい。

1. iChef


iChefはiPadを使った快適な操作性と多機能性を持つ飲食店向けの新しいPOSシステムだ。iChefは台湾を拠点としたスタートアップで、台湾・香港で約100店舗に導入が進んでいる。同社は日本でのビジネス展開を目指している。
CEOだかCOOのKenのプレゼン能力が優れていて、ピッチでは他のスタートアップをはるかに凌いでいた印象がある。実際iChefは審査員賞を受賞した。

2. Capy

Capyでも画面
Capyのパズル型Cpatcha

Capyは新しいCaptchaのデファクトスタンダードを目指しているスタートアップだ。Captchaとは、サイトへログインするIDの不正利用を防ぐチャレンジ/レスポンス型のテストだ。OCRでは認識できず、人間にしか認識できないような文字列を入力させ、ソフトウェアによるハッキングを防止する。
一般的なCaptcha
一般的なCaptcha

Captchaは今大きな課題を抱えている。OCRソフトウェアの読み取り精度が上がってきているため、もっと認識が難しい文字画像を使うようになってきたが、今度は人間の認識の限界に達してきている。
そこでCapyが考えついたのは、人間の文字認識能力に依拠したCaptchaではなく、コンテキストを理解する能力を利用したCaptchaだ。

下記の参考画像ではパズルを正しい位置に埋め込むタイプのCaptchaだが、ピッチでデモンストレーションされていたのはキャラクターと帽子が表示され、帽子をキャラクターの頭の上にドラッグしていくと認証されるというものだ。それぞれの要素を認識し、どう要素を組み合わせるべきかという課題を、人間だけが持っている常識を活用して解決するという仕組みになっており、よっぽどAIが発達しない限りはソフトウェアのブルートフォースに対して強い対抗力を持つだろう。


何よりCaptchaのビジネスモデルが面白いのは、これからも世の中に増え続けるであろうSNSやWebサービスの基本機能として、大きなスケーラビリティを有しているということだ。シンプルな機能で、かつただのセキュリティ対策のコストでしかないので単価は安いだろうが、変動コストが低くチャリンチャリン稼げるビジネスになるだろう。
さらに、GoogleなどWeb系大手企業にバイアウトされエグジットする可能性も高い。投資先としても結構有望な企業だろう。

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